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シナリオで大伴昌司賞受賞、京都芸術大学の学生が映画化期待の新人賞獲得

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シナリオ・脚本・台本・戯曲
報道発表
プレスリリースより

ヤクザの衰退描く「ヤクザ依存」が受賞

京都芸術大学文芸表現学科の4年生、古谷弦大さんの長編シナリオ「ヤクザ依存」が、日本シナリオ作家協会主催の第35回新人シナリオコンクールにて特別賞・大伴昌司賞を受賞した。受賞作は、衰退するヤクザの世界に生きる若き組員を主人公とした物語である。

セリフの精度が高く評価される

古谷さんは映画「アウトレイジ」に憧れて本作を執筆。「シナリオ」誌上に掲載された講評では、審査委員長の加藤正人氏をはじめ、多くの審査員が「セリフの上手さ、達者さ」を挙げて古谷さんの筆力を評価し、映画化への期待を寄せている。授業を通じて執筆し、何度も改稿が重ねられた結果が高く評価されたと言える。

授業での学びが受賞に結実

古谷さんの所属する文芸表現学科クリエイティブ・ライティングコースでは、小説家、脚本家、ライター、編集者など「ことばのプロ」としての可能性を広げるための実践的な指導が行われている。同学科の卒業生には、2025年に「鳥の夢の場合」で第68回群像新人文学賞を受賞した駒田隼也さんや、「救われてんじゃねえよ」で第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した上村裕香さんらがおり、注目の書き手を次々と輩出している。

主人公の葛藤を描いた物語

舞台は急速に衰退する現代ヤクザ社会。主人公・金田正義は幼いころに両親を亡くし、ヤクザ一家の部屋住みとなり、24歳まで生き延びてきた。暴対法の締めつけが厳しくなる中、前時代的なヤクザは困窮を極め、ヤクザを辞めて堅気になろうとする。しかし、両親のいない彼にとってヤクザ一家は幼いころからの家族であり、そこを辞めるということは家族を捨てることを意味する。ヤメ暴でホームレスの知人からは「現代社会ではヤクザは辞めてからのほうが地獄だ」という現実を聞かされ、ますます葛藤する。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000678.000026069.html