木材AIツール開始、設計者向け渋谷イベント5月26日開催


木材特化型AIの限定提供開始を記念したイベント
「Sustainable Forest」をミッションとする株式会社森未来(本社:東京都港区、代表取締役:浅野純平)は、膨大な木材データベースを活用した「木材特化型AI β版」の限定提供を開始する。これを記念し、5月26日(火)にGoogle for Startups Campusにて「空間デザイナー・アーティストは、AIをどのように使うべきか」と題した限定50名の特別イベントを開催する。
日本の林業が直面する木材流通の課題解決
日本の林業では、木を伐採した後の植林において、その費用を主伐による収入だけで賄うことが難しく、補助金がなければ採算の確保が困難な構造となっている。この課題の一因として、木材流通における「情報の分断」が存在する。建築・設計の川下では適切な相談先が不明確であるため木材が使いづらい一方、川上の森林所有者や木材事業者は需要動向を十分に把握できず、木材の価値を最大化しにくい状況にある。
森未来では「Sustainable Forest」の実現に向けて、持続可能な木材利用を目指し、木材流通の基盤となるデータベース開発を進めてきた。第10期を迎え、データベースの充実が進んだ現在は、木材のさらなる利用促進と利便性向上を目的にAI開発を推進している。
木材特化型AI β版の3つの主要機能
まず「イメージの具体化と検索ワードの最適化」では、ユーザーの質問や参考画像から、樹種・仕上げ・用途といった専門用語に変換し、最適な検索ワードを生成する。次に「膨大な木材情報に基づく提案」では、森未来が独自に収集した木材情報(スペック、価格、納期、加工技術、企業情報、文化的背景など)から、設計意図に合致する情報を抽出。利用時の留意点や活用可能な補助金制度など、実務に役立つ付加情報も提供する。さらに「発注・納品プロセスの円滑化」では、質問と回答をまとめて見積もりや発注依頼に活用できる機能を搭載。検討から納品まで、一貫したサポートが可能となる。
渋谷イベントの詳細情報と今後の展開
会場はGoogle for Startups Campus(東京都渋谷区渋谷3丁目21-3渋谷ストリーム5F)で、登壇者は鈴木恵千代氏(乃村工藝社クリエイティブフェロー)、上野鐵也氏(ジェットデザイン代表取締役DSA副会長)、中川雅寛氏(森未来エグゼクティブアドバイザー)。会場参加は50名限定で、申し込み締め切りは5月15日(金)23:59。オンライン参加も100名募集している。今後は正式版リリースに向けて、設計者・デザイナーからの意見を取り入れながら回答精度の向上と木材情報の拡充を進める予定である。将来的には、LCA情報や再造林状況に関する情報も拡充し、木材の利用に伴う森林や生態系への影響を可視化したうえで選定・購入できる状態を目指している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000020108.html