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地方貧困家庭出身の30歳ライターが満身創痍で描く、あらゆる格差の実相

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作文・エピソード
エッセイ
報道発表
プレスリリースより

経済格差から体験格差まで、見える・見えない格差を可視化

地方の貧困家庭で育った体験を記事にして話題となったライター・ヒオカさんの著書『ゆるふわ天上人と地底人』が、2026年5月1日に小学館文庫から発売される。本作は、貧困・格差・障がいなどの社会問題からエンタメまで様々なテーマで取材・執筆活動を行う著者が、この世に敷き詰められたあらゆる格差を見つめ、自身の体験をからめながら考察するエッセイである。

「この世には、無数の格差がある。生まれた瞬間から、いや、生まれる前から。そして、死ぬその時まで。いや、死んでからも格差はある」という冒頭のことばから始まる本書では、経済格差、教育格差、見た目格差、体験格差、体力格差、情報格差、所属格差、子持ち格差といった多岐にわたる格差が扱われている。

虚弱体質と貧困が生み出した一生モノの後遺症

著者は幼い頃から虚弱体質に悩み、日常的におそわれるかずかずの不調や痛みに耐えながら、塾に通うことなくひとりで猛勉強して地元の進学校に進学。大学卒業後、社会に出て様々なバックグラウンドの人たちと人間関係を築く中で、世界には持つものと持たざるもの、強者と弱者がいることを実感する。子ども時代の「毎日が臨戦モード」の日々から解放されたはずなのに、大人になった今も深呼吸ができず、疲れていても眠りにつけない状態が続いている。

格差を乗り越え、バックグラウンドの違いを宝に変える視点

選べない生い立ちで一生モノの後遺症が残り、経済的不安が思考を支配する。しかし著者は自分を生きなおし、社会に風穴を開けるのを諦めてはいない。本書では、天上人を「わかり合えない存在」と決めつけて距離を置くのではなく、思想や立場、バックグラウンドが違うからこそ、彼ら彼女たちとの関わりは宝だという著者の考えが綴られている。

著書情報

『ゆるふわ天上人と地底人』は定価759円(税込)、304ページの文庫判。著者ヒオカは1995年生まれで、他の著書に『人生は生い立ちが8割』(集英社新書)、『死ねない理由』(中央公論新社)、『死にそうだけど生きてます』(CEメディアハウス)がある。mi-mollet(講談社)や婦人公論.jp(中央公論新社)などへの寄稿も行っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003653.000013640.html