篠田正浩レトロスペクティブ、岩下志麻登壇トークイベント開催


松竹ヌーベルバーグの巨匠、篠田正浩の作品を再評価する企画がスタート
2026年3月25日、映画監督・篠田正浩の逝去から1年を迎えることを機に、「映画監督 篠田正浩 レトロスペクティブ プロジェクト」が始動している。松竹ヌーベルバーグの旗手として時代を問い続けた篠田監督の作品群を捉え直すこの企画は、映画ファンのみならず広く文化芸術を愛する方々へ向けた貴重な機会となるだろう。
Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下で岩下志麻さんをゲストに迎えて開催
本プロジェクトのメインとなる上映企画は、ゆかりの深い劇場で特集上映やトークイベントを順次開催する予定である。その幕開けを飾るBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下篇では、初期傑作から「表現社」設立後の代表作を含む全6作品『乾いた湖』『乾いた花 4Kデジタルリマスター版』『暗殺』『あかね雲』『心中天網島』『はなれ瞽女おりん』を上映する。特集上映は2026年5月29日(金)~6月11日(木)の期間開催され、5月30日(土)には『はなれ瞽女おりん』上映後にトークイベントが予定されている。ゲストとして登壇する岩下志麻さんは篠田監督の妻であり、数々の名作で主演を務めた俳優。共に独立プロ「表現社」を設立し、映画制作の最前線を走り続けた岩下さんならではの貴重なお話が期待される。
メインビジュアル・予告編を解禁、国内外での広がりを見せる企画
メインビジュアルには、ル・シネマ 渋谷宮下篇を象徴する『あかね雲』の劇中カットが使用されており、緊張感と悲哀に満ちた空気を雄弁に物語っている。また予告編は、篠田監督が世に生み出した数々の名作の記憶が呼び起こされる映像となっている。すでにアメリカではハーバード大学フィルムアーカイブでの特集(3月27日~)、台湾では台北金馬ファンタスティック映画祭での『夜叉ヶ池』上映(4月10日~)を開催し、連日多くのお客様にご来場いただいている。海を越えて、篠田作品への再評価の熱が高まっている状況だ。
ニューヨークでの特集上映も決定、国内の複数劇場でも順次開催
新たにニューヨークでの特集上映が決定した。2026年6月19日~6月30日、BAM(Brooklyn Academy of Music)ニューヨーク州ブルックリンにおいて、『乾いた湖』『夕陽に赤い俺の顔』『涙を、獅子のたて髪に』『乾いた花』『暗殺』『異聞猿飛佐助』『心中天網島』『沈黙』『卑弥呼』『桜の森の満開の下』『夜叉ヶ池』『鑓の権三』の12作品が上映される。国内ではシアター・イメージフォーラム(8月)、新文芸坐とシネ・ヌーヴォ(9月)、ユーロスペース(11月)、ロイヤル劇場(秋頃)での特集上映が予定されている。さらに2026年5月には、キネマ旬報社より全作品解説を収めた記念書籍の刊行も予定されており、時代を超えてなお新鮮な視覚美と鋭い知性を兼ね備えた篠田監督の作品を劇場の大きなスクリーンで楽しむ機会が広がっていく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000510.000053064.html