飛騨市が全国広報コンクールで内閣総理大臣賞受賞、岐阜県初の快挙


岐阜県初、内閣総理大臣賞を受賞
岐阜県飛騨市は、令和8年(2026年)全国広報コンクールにおいて、全部門の頂点である「内閣総理大臣賞」を受賞した。岐阜県内の自治体がこの賞を受賞するのは、コンクール開始以来、初めての快挙である。これは自治体広報の甲子園ともいわれる歴史ある国内最高峰のコンクールで、広報紙・ウェブサイト・写真・映像・広報企画の5媒体10部門から全422点が出品されている。
関係人口を軸とした飛騨市モデルが高く評価
今回の受賞は、広報技術の評価ではなく、人口減少という課題に対し、「関係人口(ファン)」を可視化し交流する「飛騨市ファンクラブ」や、市民とファンが共に地域課題を解決する「ヒダスケ!」といった仕組みと継続した活動が認められたもの。関係人口の創出をフックにした好循環を生み出すプロモーションが、全国のモデルとして評価された。市は2017年に飛騨市ファンクラブ、2020年に「ヒダスケ!」を立ち上げ、関係人口との交流を促進してきた。
6年間で650のプログラムを実施、6,100人を超える参加
市の抱える地域課題を市民とファンをつなぐ交流資源として捉える新しい事業モデルが、他自治体の参考になるまでに成長した。祭りや農業、イベントや地域活動でヒダスケ!を活用する市民や団体も増え、6年間で650ものプログラムが開催され、延べ6,100人を超える方が参加している。2025年4月には「飛騨発つながりづくりイノベーション~これからの関係人口を語ろう」の書籍も出版し、SNSやメディア、紙媒体などさまざまな媒体を活用した広報活動を展開している。
受賞の決め手となった3つの柱
受賞の決め手となった「飛騨市モデル」には3つの特徴がある。第一は「移住に頼らない」政策の実行であり、人口減少という課題に対し、移住のみに依存しない「関係人口」に着目した事業展開と、年度ごとの進捗を定量的に管理・公開する戦略的かつ論理的な自治体経営姿勢が評価された。第二は行動変容を促す「共創」の仕組みと秀逸な企画力で、「おっちゃんレンタル」などユニークで実効性の高い施策を展開し、一人ひとりの行動変容を丁寧に設計している。第三は積み重ねを力に変える持続的な進化であり、これまでの活動や地域の強みを継承しながら、イベントやSNS、動画などを活用した情報発信を常に進化させ続けている。
都竹市長のコメント
飛騨市の都竹淳也市長は「今回の受賞は、飛騨市を大切に思う市民の皆さんと、全国から心を寄せてくださるファンの皆さんの『つながり』や『共創』が日本一と認められたものです。これからも『うれしい!楽しい!面白い!』を合言葉に、ワクワクするまちづくりを皆さんと一緒に楽しんで取り組んでいきたい」とコメント。さらに、単なるPRではなく、背景や考え方などを総合的に伝える「政策広報」、様々な手法を駆使した「立体的な広報」で、これからも市政のあらゆる分野で取り組んでいく意向を述べた。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000120394.html