母の日ギフトは5000円以上が新常識、プチリッチ化で24%単価上昇


母の日ギフト予算に変化、5000円以上が約16%に上昇
母の日に特化したメディアサイト「母の日.me」が実施したアンケート調査では、2026年の母の日ギフト予算に新しいトレンドが見えてきた。従来の「2,000円~5,000円未満」がボリュームゾーンである傾向は変わらないものの、「5,000円以上」の高価格帯を選ぶ層が着実に増加しており、全体の約16%が高価格帯にシフトしていることが判明した。2026年は「5,000~8,000円未満」が8.9%、「8,000~10,000円未満」が4.9%、「10,000円以上」も含めると、前年比での伸長が確認できる。
「価値重視」と「節約志向」が共存する市場の二極化
興味深いのは、母の日ギフト市場における二極化現象である。「5,000円以上のプチリッチギフト」が新たな選択肢として存在感を高める一方で、「お金をかけない」層も11.8%存在している。これは「せっかく贈るなら少し良いものを選びたい」といった意識の高まりと、経済的な制約による節約志向が同時に存在することを示している。母の日ギフトの選択基準が「価格よりも価値」を重視する方向へシフトしており、消費行動の多様化が進んでいることが明らかになった。
売れ筋ランキングに見る4つのトレンド
5,000円以上に限定した売れ筋ランキングTOP10では、以下の傾向が見られた。第一に「消えもの+体験価値」志向の強まりで、うなぎ、ティラミス、ゼリー、チーズケーキといった食品が多数ランクインしており、単なる食べ物ではなく「ご褒美感」や「特別感」を伴う商品が選ばれている。第二に「いたわりギフト」の台頭で、枕やガーゼケットなど健康・リラックス関連商品が上位にランクイン。第三にフラワーギフトは「定番+進化」で安定し、胡蝶蘭と和菓子、あじさいとスイーツなど「花単体」ではなく「付加価値付き」が主流となっている。第四に「美容・自分時間ギフト」の拡大で、スキンケア商品が2位にランクインするなど、「自分を大切にしてほしい」というメッセージ性が強まっている。
2026年の購入単価が過去最高を更新、前年比24%増
2026年度の母の日ギフト購入単価速報では、統計調査を開始して以来の過去最高額を更新した。速報値は6,167円で、前年実績の4,956円と比較すると約1,200円の大幅なプラスとなり、前年比で124%(24%増)となっている。この結果は、ギフトの「高単価化」が顕著に表れており、母の日ギフト商戦における新たな購買トレンドを示唆している。母の日ギフト市場は、無理のない範囲で少し特別なものを選ぶという従来の軸を保ちながらも、「5,000円以上のプチリッチギフト」が確固たる地位を獲得していることが、今回のデータから鮮明に浮かび上がった。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000098805.html