中世から近代へ、歴史観を更新する角川新書2作品が5月発売


『太平記』が支配する日本人の歴史認識を問い直す
株式会社KADOKAWAは、5月9日(土)に角川新書の新刊2作品を発売する。『太平記史観 日本人の歴史認識を支配した物語』(谷口雄太)は、武士像をはじめ日本人の歴史認識を縛ってきた『太平記』の虚実を、最新の研究で暴露している。新田義貞と足利尊氏は同格ではなく新田が明確に格下であること、さらに実は両氏が同じ一門であることが明かされる。『太平記』が生み出したイメージが今なお歴史認識に影響を及ぼしている理由を、「史観」の影響力という観点から解明する作品だ。
財閥の隆盛を支えた婚姻戦略の実態
もう一つの新刊『財閥と閨閥 10大財閥の婚姻戦略』(菊地浩之)は、婚姻戦略と家同士の相克を通して10大財閥の誕生と勢力拡大の過程を明かす。「創業者一族でも役員になれない三井」「優秀な婿取りに精を出す岩崎家(三菱)」「企業経営者が創業家を遠ざける納得理由」といった事例から、財閥が勢力拡大・地位上昇・存続延命のため講じた戦略が見えてくる。
一門・閨閥から捉え直す歴史
両作品は、人間関係の網の目である一門や閨閥という視点から中世と近代を捉え直し、従来の歴史観を更新するものだ。『太平記史観』は谷口雄太青山学院大学文学部史学科准教授による232ページ、定価1,100円(本体1,000円+税)。『財閥と閨閥』は菊地浩之による280ページ、定価1,210円(本体1,100円+税)。電子書籍も同時発売される。※地域により発売日が前後する場合がある。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019326.000007006.html