シャガール舞台美術を劇場で体験、バレエ「アレコ」2026年5月上演


シャガール「アレコ」が劇場空間に蘇る、高精細LEDで再構成
2026年5月29日から6月7日まで、東京・高輪のMoN Takanawa: The Museum of Narrativesで、バレエ「アレコ」が上演される。1942年にマルク・シャガールが手がけた舞台美術作品《アレコ》(約9m×15m)を、高精細LEDによる空間演出で再構成し、現代のダンサーと演出によって新たに立ち上げる舞台作品である。美術館での鑑賞とは異なる没入型の舞台体験として、シャガール作品を「舞台空間として体験する」新たな試みが実現する。
本来の舞台背景として機能、4幕構成で物語と連動
《アレコ》は4幕構成の舞台背景として各幕が制作された。青森県立美術館での2024年の公演では第4幕を背景に上演されたが、本公演ではデジタル技術により、背景を本来の物語に連動させることが可能となった。幕ごとに背景が変化し、物語と舞台が一体化する体験が生まれる。
気鋭の振付家・宝満直也が新演出、国際的ダンサーが共演
2024年に青森県立美術館版バレエ「アレコ」を手がけた振付家・宝満直也が、本公演のための新たな演出・振付を構成する。主演にはウクライナ出身の国際的ダンサー、アレクサンドル・トルーシュと、注目の若手ダンサー大川航矢がWキャストで務める。Aキャストではアレコを大川航矢、ゼンフィラを勅使河原綾乃が、Bキャストではアレコをアレクサンドル・トルーシュ、ゼンフィラを山田佳歩が担当する。
プーシキン原作、普遍的テーマ内包する物語
バレエ「アレコ」はロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの詩「ジプシー」(1827年)を原作とする。1942年の初演では、ロシアを代表する音楽家チャイコフスキーがピアノ三重奏曲イ短調をオーケストラ用に編曲し、ダンサー、レオニード・マシーンが振付を、シャガールが背景画を描いた。物語は自由を求めてロマの一団に加わった貴族青年アレコが、ゼンフィラへの嫉妬と所有欲から起こした悲劇を描く。自由と所有、文明と自然、愛と支配といった普遍的テーマを内包する作品として、現在も高い評価を受けている。
キヤノンの高精細LED技術協力で再現
日本の文化財や美術作品のデジタルアーカイブを数多く手がけてきたキヤノンおよびキヤノンマーケティングジャパンが協力する。青森県立美術館にて高所作業車を使用した「1ショット撮影」と複数分割撮影の両方が実施され、最終的には歪みが少なく作品全体の空気感を保つことができた1ショット撮影の素材が採用された。大型LEDでの表示に耐えうる映像表現のため、キヤノンのアップスケーリング技術を活用し、色彩や明度、絵肌のニュアンスを保ちながら絵画本来の質感と解像感を再現している。
チケット料金とプレミアム席の特典
チケット料金はS席9,500円、A席7,500円、B席5,500円、プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)22,000円、U29 S席(19:30の回のみ)7,500円となっている。プレミアム席ではご観劇当日の朝に実施するバレエクラスの見学と、昼公演と夜公演の合間に行うダンサー・演出家とのティータイムが特典として含まれる。U29 S席ではノンアルコールシードルが付く。チケットはMoN Takanawaチケット、カンフェティ、チケットぴあから購入可能である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000151586.html