宇宙×侘び寂びが融合、国際映画祭で再生盆栽アート公開


侘び寂びラグジュアリーとは
侘び寂びアーティスト・TAICHI TOTANI(戸谷太一)が特別に製作した再生宇宙盆栽は、枯れた盆栽の再生にとどまらず、隕石や化石など、本来交わることのない異なる時間軸を一つの器の中に重ね合わせた作品である。TAICHI TOTANIが独自に提唱する「WABI-SABI LUXURY(侘び寂びラグジュアリー)」とは、「時間」と「自然」に宿る美を、現代的なラグジュアリーとして再定義する美学だ。本作はその侘び寂びラグジュアリーを「宇宙スケール」で捉え、異なる時間軸と存在を一つの器の中で接続した体験型作品となっている。
時間と自然が生み出した唯一無二の表情
TAICHI TOTANIが革や銀、鉄、盆栽、隕石といった素材を用いる理由は、時間軸は違えど、それらすべてが時間と自然によって生み出された「唯一無二の表情」を持つ存在だからである。盆栽は古来より小さな器の中に自然の風景と時間を凝縮する存在として「小宇宙」と呼ばれてきた。数十年という歳月を内包する盆栽の時間芸術こそ、TAICHI TOTANIが捉える侘び寂びの本質だ。一方、隕石は何億年という時間をかけて宇宙を旅し、人の意図を介さず形成された存在であり、その無作為に刻まれた形状そのものに宇宙スケールの侘び寂びを見出しているのである。
盆栽再生プロジェクトTAIZAN BONSAI WITHERS
枯れた盆栽には本来価値が失われ、貴重な盆栽も人知れずに処分されている現状がある。TAIZAN BONSAI WITHERSでは、全国各地から枯れてしまった盆栽を集め、特殊な保存処理を施すことで枯れない盆栽「再生盆栽アート」として新たな価値を創造している。このプロジェクトを通じて、本来捨てられるはずだった盆栽が、新たなアート作品として蘇る機会を得ているのだ。
国際映画祭での展示と鑑賞方法
本作では敢えて従来の鉢を用いず、数年にわたり雨に打たれ、錆という経年変化を纏った鉄什器を再利用している。その錆鉄に埋めた砂で線香を焚くことで作品は完成する。立ちのぼる香りは刹那の象徴となり、一瞬で消えゆく時間と何億年という宇宙時間が対峙することで、本作は空間として完成するのである。香の香りと共にご鑑賞いただけるこの作品は、TAIZAN表参道にてご覧いただける。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000145012.html