和紙の可能性を国際的に発信、LVMH メティエ ダールがパリで特別展を開催


千年の伝統を再解釈、パリのショールームで和紙の新たな表現を展示
LVMH メティエ ダールは、パリのショールーム「La Main(The Hand)」にて、日本の伝統素材である「和紙」に焦点を当てた特別展「WASHI ~ the art of crafting paper, where tradition unlocks innovation」を開催する。同展は、「Métiers d'Art du Japon ~ 日本の芸術的な職人技」の第二章として企画されたもので、千年以上にわたり日本文化を支えてきた和紙の過去・現在・未来を国際的な視点から紐解く。
越前など全国の産地から、革新的な素材開発を展示
和紙は越前をはじめとする日本各地の産地で今なお受け継がれている日本固有の素材であり、書画のみならず建築や工芸など幅広い分野に根付いてきた。近年では和紙糸や異素材との複合、箔加工、デジタル技術との融合といった革新が進み、ファッション、インテリア、パッケージング、建築など多様な分野で次世代素材として国内外で注目を集めている。本展では、国内外のアーティスト、アトリエ、ブランドとの協働を通じて、手漉きの技に現代の感性を響き合わせた特別作品を多数展開。京都府の後援のもと、丹後地域をはじめとする京都ゆかりの職人事業者も参加し、地域の技術と現代的な感性が交差するものづくりを紹介する。
堀木エリ子氏やKOGEI ARTISTS LEAGUEの若き作り手による新作も
和紙表現を牽引するアーティスト堀木エリ子氏の代表的なアートワークを展示するほか、三菱UFJフィナンシャル・グループが推進する次世代工芸文化を支援する「KOGEI ARTISTS LEAGUE」の第一回ファイナリストを対象にしたコンテストで選ばれた3名による新作も紹介する。さらに、シルク和紙やヘンプ和紙など異素材とのクロスクラフトを通じた素材開発の取り組みも展開。第12回LVMH プライズ 2025 受賞ブランド「SOSHIOTSUKI」による新素材を用いたデザインや、革なめし技術によって和紙のテクスチャーを表現したレザーも紹介され、和紙を「素材」から「概念」へと拡張する試みが示される。
2026年5月28日より開催、5月30日は一般公開
本展は2026年5月28日(木)から6月3日(水)までアポイントメント制にて開催されるほか、5月30日(土)には一般公開が予定されている(5月31日(日)は休館)。会場はLVMH メティエ ダール ショールーム「La Main (The Hand)」(69 Rue Réaumur, Paris 75002)で、開館時間は10:00~17:00(5月30日は11:00~17:00)、入場料は無料。京都府が後援し、日本航空と三菱UFJフィナンシャル・グループが特別協賛、PFIとミズノが特別協力する。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000076467.html