史上初のダブル受賞!黒田季菜子『あの日、ともに見上げた空』が児童文学の二大賞を獲得


児童文学の二大賞で史上初のダブル受賞
株式会社Gakkenが発行する児童書『あの日、ともに見上げた空』(黒田季菜子・作/トミイマサコ・絵)が、第59回日本児童文学者協会新人賞を受賞しました。2026年5月1日の発表となります。本作は同時に第33回小川未明文学賞の大賞作品でもあり、両賞を同一作品が受賞するのは今回が初めての快挙です。
日本児童文学者協会新人賞について
社団法人日本児童文学者協会が主催する本賞は、これからの児童文学を担う新しい才能を評価し応援するために設けられた文学賞です。1951年の第1回受賞者である松谷みよ子氏をはじめ、長崎源之助氏、佐藤さとる氏、あまんきみこ氏、上橋菜穂子氏など、日本の児童文学史を代表する作家が名を連ね、今年で59回目を迎えます。
多様性と心身障害が描かれた作品
『あの日、ともに見上げた空』は小学5年生の主人公が、兄・ほーちゃんと過ごす中で、多様性や生きる権利について考える物語です。兄がインフルエンザで修学旅行に行けなかったことから始まる「やり直し修学旅行」を通じて、子どもから大人さらに犬まで巻き込んだストーリーが展開します。お互いを認め合い助け合いながら生きる世界が描かれており、読者に深い思考のきっかけを与える作品となっています。
小川未明文学賞でも高い評価
小川未明文学賞の最終選考委員である児童文学作家・柏葉幸子氏は、本作について「一番読後感がよかった。旅に出るんだ、というわくわく感が伝わってきて、登場人物たちが個性的で魅力的でした」と選評を述べています。小川未明文学賞は、日本児童文学の父とされる小川未明の名を冠し、1991年に創設された公募による文学賞です。
作品概要
『あの日、ともに見上げた空』は2025年11月20日に発売、定価は1,760円(税込)、判型は四六判・192ページです。作は黒田季菜子氏で、富山県出身。エッセイ『まいにちが嵐のような、でも、どうにかなる日々。』『今は子育て三時間目』がKADOKAWAより出版されています。絵はトミイマサコ氏が担当し、埼玉県出身・東京都在住のイラストレーターです。電子版も用意されており、ISBN番号は978-4-05-206244-5となっています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008981.000002535.html