映画館で最高峰のバレエを体感 ロイヤル・バレエ『ウルフ・ワークス』5/15公開


ヴァージニア・ウルフの世界を踊る現代バレエの最高傑作
英国ロイヤル・バレエの舞台を映画館で現地さながらに体感できる「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」。新シーズンから5月15日(金)、ロイヤル・バレエの常任振付家ウェイン・マクレガーが2015年に振り付けた『ウルフ・ワークス』が1週間限定で公開される。
本作は20世紀の最も偉大な小説家の一人と評価されるヴァージニア・ウルフの世界を、その3つの代表作を通して表現した作品だ。舞踊評論家・森菜穂美氏は本作について「現代バレエの世界を変えた革命的な最高傑作として熱狂的に評価された」と解説する。ローレンス・オリヴィエ賞と英国舞踊批評家協会賞を受賞し、ロイヤル・バレエで3度にわたってリバイバルされるなど、長きにわたり愛され続けている傑作である。
ナタリア・オシポワら世界的ダンサーと日本人ダンサーの共演
第1部『I now, I then』は『ダロウェイ夫人』をモチーフにした物語性の高いパート。現代最高のバレリーナであるナタリア・オシポワがウルフの分身でもあるクラリッサ役を演じ、深みのある演技とマクレガー特有の複雑な動きを劇的に表現する。クラリッサの少女時代を前田紗江が、同性の恋人サリーをレティシア・ディアスが演じ、情熱的なキスシーンが大きな見どころとなっている。
第2部『ビカミングス』は『オーランドー』に基づき、アクリ瑠嘉、金子扶生、クレア・カルヴァート、レティシア・ディアス、前田紗江、高田茜、中尾太亮、マルセリーノ・サンベら多数のダンサーがSF映画のようなレーザー光線の中で時空を超えて踊る。森氏は「マクレガーらしいハイスピードで近未来的な動きの連なりと、スタイリッシュな照明とともに踊る金子扶生らの活躍が見ものです」と語る。
文学と最先端アートの融合 映画館で味わう総合芸術
第3部『火曜日』は『波』に基づき、ナタリア・オシポワが夫役のウィリアム・ブレイスウェルの腕の中で揺れるように踊り、ウルフの最期を表現する。本作の大きな特徴として、ウルフが自身のエッセイ『職人の技術(クラフツマンシップ)』を朗読した唯一の現存する音声記録がバレエの冒頭で使用されている。さらに、英国演劇界を代表する女優マギー・スミスやジリアン・アンダーソンがウルフの小説の一節や遺書を朗読する音声も使われている。
マックス・リヒターの音楽とともに、文学と最先端のバレエが融合した総合芸術を大スクリーンと迫力ある音響で堪能できる。『ウルフ・ワークス』は5月15日(金)から21日(木)までTOHOシネマズ 日本橋ほか全国で1週間限定公開される。上映時間は3時間3分である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000016700.html