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障害者アートを地域に発信、パルシステム神奈川がリース事業を開始

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報道発表
▲開始の経緯を説明する朝倉課長(左)と坂井職員(右)(プレスリリースより)

障害者の活躍の場を広げる「パル・アート」始動

生活協同組合パルシステム神奈川は5月12日(火)と13日(水)、川崎市の配送拠点宮前センターと麻生センターで障害者アートの展示「パル・アート」の披露目会を開催した。2026年3月に新横浜本部で初導入した同事業は、障害者の活躍の場創出を目的とするアート作品展示の仕組みである。神奈川県福祉こどもみらい局や行政の支援センター、地域の大学など多様な連携団体が参加し、アーティストたちとの交流を深めた。

「パル・アート」は障害者支援団体と年間のリース契約を結び、毎月会議室を開放して健康マージャンなど居場所づくりのイベントを開催している。県内全13配送センターへの導入を目指し、宮前・麻生センターに先行導入された。パルシステム神奈川の2030年ビジョン「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」を実現するため、作品は3カ月ごとに入れ替わり、センター利用者や職員が多様な作品を楽しめるとともに、障害者の継続就労につながる仕組みが構築されている。

竹材と米袋を活用した創意工夫あるアート制作

「パル・アート」の趣旨を紹介する看板は、NPO法人横浜移動サービス協議会が運営する就労継続支援B型事業所IKIIKIカンパニーのアーティスト竹千代丸さんに制作を依頼した。宮前センター敷地内の竹を材料とし、環境配慮と創作の連携による地域資源活用を実現している。看板は6カ月ごとに入れ替わり、継続就労と資源循環につながる。古代中国の竹簡をモデルにした設計で、漆塗りや文字入れなど高度な技術が活用されている。

麻生センターでは、たまふれあいグループが運営する就労支援事業所「たまフレ!」のアーティストの作品を展示する。同団体は米をグループホームに届ける作業の過程で、大量に余った米袋に着目した。絵の具の重ね塗りに強い素材として、3年前から米袋アートに取り組み始めた。就労支援員の澤愛美さんは「偶然でしたが、SDGsの観点にもつながり、低予算のアート資材として活用できた」とその経緯を語った。廃クロス材を活用した作品制作とともに、障害のある人の素晴らしい表現力をSDGsのテーマで伝える取り組みとして展開されている。

障害者雇用調整金を活用した持続可能な仕組み

リース代金は障害者雇用調整金を活用する。パルシステム神奈川は法定雇用率で定める13人を超え、21人の障害のある職員が活躍していることで支給される給付金を活用し、障害者の更なる活躍の仕組みを構築している。作品の交換時にも調整金を活用し、今後各拠点で契約する支援団体に作業を依頼する予定である。パルシステム神奈川は、地域に暮らす多様な立場の人たちと手を取り合い、誰もが活躍できる地域社会づくりを目指していく考えである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001199.000006976.html