刑務所栄養士の実話がNHKドラマ化!『ムショラン三ツ星』2026年放送開始


愛知・岡崎医療刑務所の現役栄養士による実話がドラマ化
2023年10月刊行のノンフィクション『めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』がNHK土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」として映像化されます。2026年5月23日(土)から放送開始予定です。本書は、愛知県岡崎市にある岡崎医療刑務所に勤務する現役管理栄養士・黒栁桂子氏による実話エッセイ。受刑者とともに「塀の中の食事」を作る日々を描き、「刑務所メシ」というユニークな題材と、「食」を通じた更生の物語として話題を呼びました。
「食べること」を通じた人間ドラマ
岡崎医療刑務所は、おもに精神疾患を有する成人男性受刑者を収容する全国でも数少ない医療刑務所です。著者の黒栁桂子氏は、現役の管理栄養士として勤務しながら、限られた予算や設備の中で受刑者たちの食事を支えてきました。「刑務所の食事」と聞くとネガティブなイメージを抱く人も少なくありませんが、本作では「食べること」を通じて人と向き合う現場が描かれています。受刑者たちと共に作る日々の食事、時に交わされる何気ない会話、そして「おいしい」の一言——。普段なかなか知ることのできない「塀の中の日常」を温かな視点で綴った一冊となっています。
ドラマは架空の刑務所を舞台に社会派テーマを展開
ドラマ「ムショラン三ツ星」では、架空の小さな男子刑務所の管理栄養士である主人公が給食作りを通して、さまざまな事情を抱えた受刑者たちと向き合う奮闘を描きます。社会派テーマを扱いながらも、ユーモアと温かさに満ちた作品となる予定です。NHK総合の毎週土曜夜10:00から全5話で放送されます。
著者からのメッセージ
黒栁桂子氏は「彼らと一緒にめざしているのは、ミシュランならぬムショラン三ツ星。世間には『税金で贅沢させるなんて』といった声もあるでしょうが、必ずしも『うまい=贅沢』ではないと思います。刑務所の中の日常は、社会の日常と同じ。刑務所の中でも食事は最大の楽しみなのです。だからこそ、ちょっとでも給食がおいしくなるように、料理初心者の受刑者と一緒に今日も知恵を絞っています。ムショランをめざすことが彼らの更生につながると信じて」とコメントしています。
書籍情報
『めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』は2023年10月20日に朝日新聞出版から発売されました。著者は黒栁桂子氏で、定価は1650円(税込)です。黒栁氏は管理栄養士として岡崎医療刑務所に勤務する傍ら、老人施設や病院勤務を経て食育活動に携わってきました。2012年には刑務所の管理栄養士採用試験で30倍の狭き門を突破し採用されています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002382.000004702.html