皆川博子が96歳で描く最新長篇『ジンタルス RED AMBER』5月27日発売


96歳の巨匠が紡ぐ圧巻の歴史長篇『ジンタルス RED AMBER』
株式会社河出書房新社は、皆川博子さんの長編小説『ジンタルス RED AMBER』を2026年5月27日に発売する。税込定価は3,960円である。半世紀以上にわたってミステリ、幻想小説、時代小説、歴史小説など幅広いジャンルで創作を行い、2025年春の叙勲では旭日中綬章を受章した皆川博子さん。96歳の今も旺盛な執筆活動を続けており、本作は「最新長篇にして最高傑作」と評されている。
二つの時代を舞台にした壮大な物語構成
本作はウクライナの詩人タラス・シェフチェンコの生涯と、ポーランドの詩人アダム・ミツキェーヴィチの『コンラット・ヴァレンロット』に着想を得て描かれた。19世紀ロシアを舞台にしたミーシャの物語と、13世紀バルトを舞台にしたジンタルスの物語が交錯する構成となっている。身分の制約を受けながら画業と詩作を志す農奴のミーシャ、そして北方十字軍に故郷と家族を奪われ復讐を誓うジンタルス。圧政と戦乱の時代を生きる二人の青年の軌跡から、自由とは、表現とは、生きるとはという根源的な問いが浮かび上がる。
物語が締めくくる希望と時代への応答
ミーシャの物語とミーシャが記したジンタルスの物語。二つの物語を時代も国も越えて交錯させる本作は、描かれる希望と物語の歓びが、今この時代を生きる読者の心に大きく響くとされている。物語を締めくくるある言葉は必読の価値を持つ。
書籍の仕様と関連情報
四六版上製、480ページで、発売日は2026年5月27日である。装画は伊豫田晃一が、装丁は柳川貴代が手がけている。なお電子書籍は7月以降に発売予定で、詳細は各電子書籍ストアで確認できる。また、6月11日には『皆川博子の辺境薔薇館 増補版』も発売される。こちらは豪華60ページ増補で、『ジンタルス RED AMBER』刊行記念の新規ロングインタヴューや著者直筆絵、書き下ろしエッセイなどを収録している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001245.000012754.html