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考える力を取り戻す、SF児童書『アントネストの羊』発売

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童話・児童文学
報道発表
プレスリリースより

AIが管理する世界で見失った「自分で考える力」

株式会社新興出版社啓林館の児童書ブランド「文研出版」から、新作『アントネストの羊』(文研ステップノベル)が発売された。荒廃した地球の地下都市を舞台にした本作は、AI時代に問い直すべき問題を児童文学の形で描く作品である。

図書館での出会いから始まる冒険

物語の主人公ノゾミは、荒廃した地球の地下都市アントネストで暮らしている。生まれつき「生体ビジョン」が使えず、孤独な日々を過ごすノゾミの唯一の楽しみは、地上にある図書館で本を読むこと。ユウセイとの出会いをきっかけに、ノゾミの人生は大きく変わることになる。

便利さの裏側に潜む危機

本作は「考える力を取り戻す」をテーマとしている。AIに衣食住のすべてを管理・保護される人類の姿が描かれる。働くこともなく一日中ゲームに興じる人々。争いも諍いもない平和な世界は、本当に幸せといえるのだろうか。作品はこの問いを通じて、自動化と利便性の影で失われていく「自分で考える力」の恐怖を浮き彫りにする。

自分で決める勇気を手に入れる

ディストピアの中で悩みながらも選び続けるノゾミたちの姿は、読者に「自分で決める」勇気をもたらす。児童文学の枠を超えた深いメッセージが詰まった一冊である。

作品詳細

作家は森川成美。第18回小川未明文学賞優秀賞、第43回日本児童文芸家協会賞を受賞している経歴を持つ。装画・挿絵は画家の中村至宏が担当した。本体価格は1600円(税10%込みで1760円)。対象は小学校高学年以上。ISBN番号は978-4-580-82741-7である。全国の書店で販売されている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000374.000032562.html