企業オフィスにアーティストのアトリエを設置「WORK WITH ARTIST」三井不動産で始動


アーティストが常駐するオフィス空間「WORK WITH ARTIST」とは
株式会社NOMALが展開する「WORK WITH ARTIST」は、企業オフィスの一角にアーティストがアトリエを構え、一定期間入居しながら平常時の制作活動を行う新しいサービスである。2026年10月1日より始動し、ファーストパートナーとして三井不動産株式会社を迎え、今後さらなる企業への導入拡大を目指している。
このサービスは、100社以上へのオフィス壁画制作を通じて、出来上がった壁画はもとよりアーティストとワーカーの交流そのものに大きな価値があることを実感した経験から生まれた。より日常的・継続的な交流が生まれるサービスを模索した結果である。
オフィスに求められる価値の変化がサービス開始の背景
企業がオフィスに求める価値は変化している。「単なる働く場」から、「対面でしか生まれない創造性や、他者との共創によるイノベーションを期待する場」へのシフトが起きているのだ。
NOMAL ART COMPANYはこれまで、アートの持つ創造性とアーティストの力を活かしたオフィスへのアート導入プロジェクトを数多く手がけてきた。近年は特に、壁画制作を最終ゴールとしながら、そこに至るプロセスでアーティストとワーカーがワークショップを重ね、共にアートをつくり上げる「プロジェクト型導入」が増えている。
導入事例の一つとして、みずほリース株式会社への壁画導入では、「自発的・自律的に行動できる社員を増やす」「メンバー同士の共創を促す」ことを目的に、全7回のワークショップをワーカー主導で実施。最終的には社員265名が参加してオフィス内に壁画を制作した。プロジェクト後のアンケートでは、ワークショップ参加者全員が「有意義だった」と回答し、「アーティストとの共創が自分の仕事に良い影響を与えたか」という問いに対しても、80%以上が「良い影響があった」と回答している。
参加者からは「普段使う脳と異なる脳を使っている感覚があり、新しい発想と気分の切り替えによる仕事への集中効果があった」「業務上の正解を求める思考から離れ、自分の意見が否定されない環境でディスカッションする楽しさを実感した」といった声が寄せられている。
アーティストとワーカーが互いに刺激し合う環境を実現
NOMAL ART COMPANYが目指すのは、アーティストとビジネスパーソンが互いを理解し、共創できる世界の実現である。アーティストはアート思考を通じて、「目の前のことに問いを立てる力」「論理と直感を往復する力」「新しいことに挑戦する力」に優れており、これらはAI時代のビジネスにおいても不可欠な資質だ。アーティストと日常的に関わることで、ワーカーはこれらの力が養われていくと考えられている。
一方でアーティストにとっても、特定の業種・業態のオフィスに身を置くことは、社会のシステムをリアルに感じる機会となり、制作活動に新たな視点をもたらすだろう。ワーカー個人の思考の拡張に加え、心理的安全性のあるコミュニケーションの醸成、自分のクリエイティビティを発見できるなど、複数の相乗効果が期待できるのである。
三井不動産での展開とアーティスト募集
ファーストパートナーである三井不動産株式会社は、「経年優化」の理念のもと、街や空間に文化・芸術の価値を取り入れ、時間とともに魅力が増していく場づくりを推進してきた。三井不動産は2026年夏から秋に実施予定の11階オフィスリニューアルに合わせてアトリエを整備し、働く環境とアートがより効果的に結びつく空間づくりに取り組んでいく予定である。
今後のスケジュールは、2026年夏~秋に11階オフィスリニューアルとアトリエ設置、2026年秋にアーティスト選定・制作開始、2026年10月以降にアーティスト常駐開始、2026年内にコンセプトアート設置完了を予定している。本プロジェクトでは、ともに新たな創作環境を築いていただけるアーティストを広く募集しており、約半年間三井不動産オフィス内のアトリエを制作拠点として活用できる方、またオフィス空間に設置するシンボルアートの制作およびワークショップの実施にご協力いただける方、企業とアーティストの共創プロジェクトに関心をお持ちの方からのご連絡をお待ちしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000017515.html