OZU、インドネシアの名門PENS大学にAI×VFX研究拠点を開設


日本発クリエイティブ企業OZUがインドネシアに国際研究拠点を展開
AI時代の映像・VFX制作体制の構築を目指す株式会社OZUは、インドネシア共和国のスラバヤ電子工学ポリテクニック(PENS)と協力し、同校内に「OZU AIクリエイティブ・ラボ」を開設した。PENSはインドネシア国内のイノベーションランキングでトップに君臨する名門工科大学であり、SCImago Institutions Rankings(SIR)2025のイノベーション部門でインドネシア国内第1位に選出されている。この開設により、OZUはAI×クリエイティブ領域における国際的な研究・人材開発の拠点をインドネシアに獲得し、AI時代の映像・VFX制作の新たなモデル構築を推進する東南アジアを起点としたグローバルな事業展開を加速させる。
インドネシアの重要性とPENSとの親和性
インドネシアはASEAN最大の人口約2.7億人と市場規模を有し、デジタルエコノミーの急速な成長が見込まれる重要なマーケットである。OZUは映像制作・クリエイティブ産業におけるAI活用を推進する中で、グローバルレベルの技術力と実践力を持つ人材との連携を重要な経営課題と位置づけてきた。PENSはJICA(国際協力機構)の支援により1988年に設立されたインドネシア屈指の国立ポリテクニックで、日本企業との連携において高い親和性を有している。クリエイティブマルチメディアテクノロジー、ゲームテクノロジー、ソフトウェアエンジニアリング等のプログラムはOZUの事業領域と極めて親和性が高く、これらが開設に至った理由である。
AIクリエイティブ・ラボの4つの主な活動
開設されたOZU AIクリエイティブ・ラボはスラバヤ電子工学ポリテクニック キャンパス SAW-10.01 LAB KNOWLEDGE MODELLING内に位置し、リモートオフィス、クリエイティブ・リサーチラボ、コワーキングスペースとして機能する。まずラボ設置では、PENSのキャンパス内にリモートオフィスおよびコワーキングスペースとして活用し、OZUのメンバーはPENSのキャリアデベロップメント・センターのアドバイザーとなる。次にAI×クリエイティブ領域のインターン募集・受入では、基本契約の締結により、OZUはPENSの学生に対してインターンシップの募集を継続的に展開できる体制を構築し、日本のエンターテインメント・クリエイティブ産業での実務経験を提供する。
AI活用VFXスタジオと遠隔インターンシップ環境の構想
AI活用VFXスタジオの実現可能性検討では、従来多大な時間とコストを要していたVFX(視覚効果)制作において、AIを活用して制作期間を大幅に短縮しながらもアウトプットの品質を維持するスタジオの設立を検討する。既存の生成AIツールを使いこなすだけにとどまらず、クリエイティブの感性を形にする新しい技術モデルの研究にも踏み込み、コスト競争力と表現力を両立する新しい映像制作モデルの構築を目指す。さらに遠隔インターンシップの運営基盤としての活用では、スラバヤと東京を一つの制作空間として接続し、距離を感じさせない共同制作環境の構築を進める。スラバヤのクリエイティブ・ラボをコワーキングスペースとして活用し、現地学生による遠隔インターンシップの運営拠点とすることで、インドネシア国内からOZUの日本でのプロジェクトに継続参画できる体制を整備する。
東南アジアの人材ネットワーク構築に向けて
OZUは本件に加え、タイのチュラロンコン大学との国際インターンシッププログラムも並行して推進しており、タイ・インドネシアの2カ国にまたがる東南アジアAI人材ネットワークの構築を進めている。AI技術の進化により映像・VFX制作のあり方が根本から変わる中、国境を越えた制作・研究・人材育成を横断的に展開し、アジア発の新しいクリエイティブ制作モデルの実現を目指す。映像領域にとどまらず、AI×クリエイティブの力を社会的インパクトのあるプロジェクトにも応用しながら、少人数組織だからこそ可能な機動力ある国際協働体制によって、次世代のクリエイティブ産業を支える新たな企業のあり方に挑戦する。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000160491.html