Red Dot Award 2026受賞、透水コンクリート「Dotcon+」が世界で認められた理由


透水・貯留・浸透コンクリート「Dotcon+」が世界三大デザイン賞を受賞
PUMPMAN株式会社が開発した次世代型舗装システム「Dotcon+(ドットコンプラス)」が、世界三大デザイン賞の一つである「Red Dot Award : Product Design 2026」を受賞した。2026年4月の受賞である。
Dotcon+は「Absorb the Rain. Stop the Floods.(雨を吸収し、洪水を止める)」というコンセプトのもとで開発された、透水・貯留・浸透機能を持つ次世代型インフラ技術だ。都市型洪水対策、気候変動適応、ヒートアイランド抑制、持続可能な都市づくり、環境負荷低減を実現する社会課題解決型インフラとして、その革新性が高く評価されている。
本製品は日本国内においても「グッドデザイン賞 ゴールドアワード(金賞)」を受賞しており、日本で高く評価された技術が、世界的デザイン賞においても認められた形となる。
異例のカテゴリー変更、都市インフラの枠を超えた革新性
Dotcon+は当初「Urban Design(都市デザイン)」カテゴリーで応募されていた。しかしRed Dot Award審査過程における再評価により「従来の都市インフラの枠を超える革新性を持つ」と判断され、最終的に「Innovative Design(革新的デザイン)」カテゴリーへ移行のうえ正式受賞となった。これは単なる景観デザインではなく、「都市の水循環そのものを変えるインフラ技術」として評価されたことを意味している。
グリーンインフラ、スポンジシティと高い親和性
欧州を中心に、Green Infrastructure(グリーンインフラ)、Sponge City(スポンジシティ)、SuDS(持続可能排水システム)、Climate Adaptation(気候変動適応政策)など、「都市を自然の水循環へ戻す」取り組みが加速している。Dotcon+は雨水をその場で浸透・貯留し、1㎡あたり約13Lの雨水を貯留できる。地下貯留施設への依存を軽減し、ヒートアイランド抑制や再生素材活用によるカーボンリサイクルを実現する特長を持ち、こうした世界的潮流と非常に高い親和性を持っている。
学術と技術の融合、コンクリート工学の第一人者が参画
日本大学 工学部 土木工学科教授で、鉄筋コンクリート構造・耐久設計分野の第一人者である子田康弘教授が技術顧問に就任した。日本大学郡山キャンパスを拠点とした共同研究により、構造試験、耐久性評価、透水性能長期モニタリング、載荷試験、公共インフラ適応検証など、国内外のインフラ展開に必要な技術的裏付けが進められている。
グローバル経営体制で世界展開を加速
元PwCコンサルティング専務執行役パートナーで、現在はモンスターラボジャパン常務執行役員、SOLIZE 取締役を務める松島栄一がPUMPMAN株式会社取締役に就任。25年以上にわたり製造業・グローバル企業のDX・変革をリードしてきた経験をもとに、Dotcon+の海外展開および事業戦略を推進している。
サウジアラビア、タイ、インドネシアでの導入が進行中
Dotcon+は現在、日本国内に加えサウジアラビア、タイ、インドネシアなどで導入・実証・展開が進行している。特にサウジアラビアでは輸出が開始されており、インドネシアにおいても輸出が決定している。さらにASEAN地域、中東地域、北米地域をはじめ、各国企業・行政機関・研究機関との協議や実装に向けた打ち合わせも進行中だ。2026年7月7日にドイツで開催されるRed Dot Award授賞式へ参加予定であり、現地企業・行政機関・研究機関との連携も進めていく予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000130460.html