クレイグ・コステロが南青山に新作を展示、ストリートアート個展が5月30日開幕


ニューヨークを拠点とするアーティスト、クレイグ・コステロの個展開催
アニエスベー ギャラリー ブティックは、5月30日(土)から7月31日(金)まで、クレイグ・コステロ(KR)による個展『Thank you for letting me be myself again.』を開催する。ニューヨークを拠点に活動するコステロは、2018年にアニエスベー渋谷店のファサード一面に作品を制作。その作品は今でも渋谷のストリートシーンのアイコンとして親しまれており、今回は3年ぶりの来日となる。
新作シリーズの特徴と制作背景
本展では新作シリーズを発表する。展覧会タイトルは、長年にわたり数多くのミュージシャンに引用されてきた楽曲のタイトルから着想を得ており、とくにコステロが強く惹かれたのは、「again」という言葉が持つ力である。「自分らしくあること」の大切さを改めて問いかけるこの言葉は、彼自身の創作姿勢と深く共鳴しており、本展全体を貫くメッセージとなっている。
新作シリーズ『Thank you for letting me be myself again』は、紙を支持体とし、アクリルとエナメルが幾重にも積み重ねられた作品群である。絵の具の堆積は紙そのものの厚みを凌駕するほどに達し、その表面にはすべての過程が刻印されている。粗く、累積し、剥ぎ取られ、まるで地下鉄の壁面から引き剥がされてきたかのようなテクスチャーを呈している。
コステロの制作姿勢と活動経歴
コステロは絵の具を意図的に制御しながらも、同時にそれを解放する。重力に従い落下し流れゆく物質の運動に委ね、降り注ぐ水、炸裂する花火、あるいは天体の運行を想起させるイメージを生成している。実験と革新はコステロの制作の核であり、消火器や園芸用スプレー、靴墨ボトルといった意外な道具を用いて、アートの枠組みを拡張してきた。
DIY的精神は、1980年代のニューヨークにおけるグラフィティ・ライター、スケーター、パンクといった活気あるサブカルチャーに浸っていた彼の形成期にそのルーツを持つ。現在、コステロは積極的にグラフィティを行ってはいないものの、それは依然として彼の作品において重要な役割を果たしている。
展覧会情報と開催概要
会場はアニエスベー ギャラリー ブティック(東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F)。会期は2026年5月30日(土)から7月31日(金)で、営業時間は12:00~19:00、休廊日は月曜日(7月20日除く)となっている。
6月8日までPARCO MUSEUM TOKYOで開催中の『agnès b. on aime le graff!!_50年、ストリートとともに』では、アニエスベー所蔵のクレイグの大型キャンバス作品が展示されており、あわせて楽しむことができる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000007744.html