京都芸術大学が鞍馬の地域創生プロジェクト発表、学生の視点で魅力発掘


観光地にとどまらない鞍馬の魅力を若者が発信
京都芸術大学の「ソーシャル・イノベーション」副専攻は、2026年6月14日に叡山電鉄株式会社および鞍馬自治振興会と連携し、閉校した鞍馬小学校を会場にした地域交流イベントを開催する。学生たちが1年間にわたり鞍馬地域で行ってきたリサーチや住民ヒアリングをもとに企画した地域活性化アイデアを発表・実践する取り組みである。観光地として知られる鞍馬の新たな魅力や地域課題を見つめ直し、若者の視点から地域の未来を考える地域創生プロジェクトだ。
芸術の学びを社会課題解決に応用するプログラム
京都芸術大学では、芸術の力で社会変革を担う人材を育成するため、2025年4月より分野横断型の副専攻プログラムを導入している。「ソーシャル・イノベーション副専攻」の授業では、本学と叡山電鉄株式会社との包括連携協定を背景に、鞍馬地域を対象とした地域課題の解決策を探究してきた。履修した9名の学生たちは2025年6月から地域の方々へのヒアリングとリサーチを重ね、まちの現状と魅力を探った。
鞍馬の人口減と地域コミュニティ維持という課題に向き合う
鞍馬地域では「鞍馬の火祭り」や「鞍馬天狗」などで知られ、国内外から観光客を集める一方で、人口減に伴う地域コミュニティの維持が急務となっている。地域の方々の「まちを愛してくれる若い人に来てほしい」という声に応え、学生たちは鞍馬の「自然」や「食」、「人の温かさ」に着目したさまざまな旅のアイデアを考案した。同年7月に実施した成果発表会の内容が高い評価を得たことで、本プロジェクトの立ち上げが決定している。
閉校小学校を新たな交流拠点として活用
学生たちは、地域の方々からの温かい後押しを受け、閉校した鞍馬小学校を新たな交流拠点として活用するべく、昨年12月から準備を重ねてきた。観光地としてのイメージにとどまらない鞍馬の魅力を発信して関係人口を創出することや、閉校した小学校を活用した交流の機会を増やして、地域への愛着や将来的な定住促進に繋げることを目指す。「ソーシャル・イノベーション副専攻」では、今後もこうした実践を通じて、学生が地域社会の課題や可能性に向き合い、多様な主体と協働しながら、新たな価値を生み出す力を育んでいく予定だ。
イベント開催概要
鞍馬の魅力発信イベント「くらまる」は2026年6月14日(日)10時00分~16時00分の開催で、雨天決行・荒天中止となる。会場は旧鞍馬小学校(〒601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町632)で、叡山電車「貴船口駅」より徒歩3分、出町柳駅より約30分でアクセス可能だ。入場料は無料である。
10時00分~12時10分ではワークショップ・体験イベントが開催され、地域を学ぶ「鞍馬かるた」や間伐材・自然素材を使ったワークショップなどが実施される。12時10分~13時00分は給食の時間となり、13時30分~16時00分に鞍馬の人が案内する鞍馬散策ツアーが行われ、鞍馬寺や町内のスポットなどまちの隠れた魅力を紹介する予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000689.000026069.html