読書の意味を問い直す。難波優輝『本とは何か』6月17日発売


読書とは何か、その根本を考える新刊
哲学者・難波優輝による新刊『本とは何か』が、2026年6月17日に新潮新書から発売される。著者が提唱する「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幾多の学問領域を渡り歩きながら、この世に存在するあらゆる本について考えていく。
複数の書店員から投げかけられた「本を読むってそんなに偉いことなんでしょうか」という疑問をきっかけに、本書は誕生した。読書の効用について様々な人が語っているが、実は「本を読むとは何か」という根本的なことが語り飛ばされているという問題意識から、著者の思索は始まった。
佐々木マキ氏が描き下ろしたカバーデザイン
カバーデザインの装画は、『ぶたのたね』シリーズや『ねむいねむいねずみ』シリーズなど人気絵本の作者であり、村上春樹の著作など多数の装画を手掛けている漫画家・絵本作家の佐々木マキが担当している。雑誌「波」7月号には、難波優輝と佐々木マキによる特別対談が掲載予定である。
書店を舞台にした本との向き合い方
本を読むことが無条件によいものとされる現代で、読書の意味を問い直すという前代未聞の試み。著者は「好きは全肯定ではない」と述べ、本への向き合い方に新たな視点をもたらす。本書の生まれ故郷は書店であり、読み手に読まれるまでの過程と、その後の帰還を著者は見守っている。
著者・難波優輝とのトーク&サイン会開催
本書の刊行を記念したトーク&サイン会が2026年6月28日(日)に紀伊國屋書店新宿本店9階のイベントスペースで開催される。開場は14時10分、開演は14時30分。対象書籍『本とは何か』の税込価格は1,034円で、参加費(チケット制)は1,500円である。
読書の哲学を学ぶ9つの章立て
本書は全9章で構成されており、へたな読書と上手な読書の違い、物語を読むことの意味、難しい人文書の楽しさ、ハウツー本の機能、雑誌の読み方、マンガの本質、楽譜とレシピの読むこと、SNSでの紹介、積読と書店めぐりについて論じていく。著者の思考の軌跡を通じて、読書という行為の多面的な側面が明かされる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002975.000047877.html