小型書店開業支援サービス「HONYAL」新規導入書店6店舗を紹介


小型書店の多様な展開形態が広がる
株式会社トーハンの小型書店開業支援サービス「HONYAL」で、2026年5月までに新たに導入された書店が6店舗に達した。里山エリアの食料品店内への開業、移動書店による訪問型展開、駅前立地での複合店舗、そしてパン店併設の海辺の本屋など、多様な形態で本屋の営業が実現している。
都市と地方の書店空白地帯を埋める取り組み
2026年5月にオープンした「ラポールショップ高平店」(兵庫県三田市)は、食料品店に併設された書店で、運営は株式会社ワイ・エヌ・エス三田が手がけている。高平エリアから最寄りの新刊書店まで車で20~30分という距離があることから、日常生活の中で書籍に出合える場の提供を目指す。新聞販売業というバックグラウンドを活かし、書評欄に取り上げられた本も紹介予定である。
千葉県では「つきのひつじキャラバン」が2026年4月にオープンし、児童書に造詣の深い店主・森山美恵氏が軽トラックに積んだ絵本や図鑑などで、保育施設やコミュニティ施設を巡回する移動書店として活動を開始した。読み聞かせや移動図書館の機能を持ちながら、直売や注文販売にも対応している。学校に馴染めない子向けの施設を訪問し、本を通じた教育支援も行う計画である。
複合施設の一角で新たな読書空間を創出
「ストーリーのある本屋」(東京都世田谷区)は2026年5月17日にオープンし、1階書店・2階カフェの構成で展開される。店主の横山亮氏は小説を中心にセレクトした品揃えを実現し、カフェではドーナツやコーヒーを提供する予定である。本屋への来店敷居が低くなるよう、カフェ利用をきっかけにした来客も想定している。
「OnSa(オンサ)」(神奈川県三浦市)は2026年5月20日に、パン店「SONKA」の一角で開業した。フランスパン専門店として杉並区で2014年9月から営業していた同店が、テナント契約満了により三浦海岸に移転する際に、新たに本の販売を開始している。食や料理に限定せず、小説やエッセイ、ノンフィクション、旅行記、哲学など多岐にわたるセレクトを行い、「海辺の本屋」として地域に本のある暮らしを提供する。店主の村山大輔氏はミュージシャン経歴を持ち、レコードやカセットテープも取り扱う予定である。
既存書店のHONYAL契約による品揃え拡充
「こもれび書店」(京都府京都市)は2023年5月にオープンしたシェア型書店で、2026年5月からHONYALで新刊書の仕入先を拡充する。運営は特定非営利活動法人Knit-K(ニッケ)が担い、67棚の配置でユーザーや店主夫妻がセレクトした書籍や雑貨を展開している。
「OLD FACTORY BOOKS」(和歌山県海南市)は2020年7月にオープンし、紀州漆器で知られる海南市の旧田島うるし工場内で営業している。店主の助野彰昭氏は会社勤めのかたわら週末の時間を書店経営に充ててきた。絵本や旅、暮らし、人文、カルチャーといったジャンルが充実し、店主夫人でイラストレーター・絵本作家のすけのあずささんの作品も展示されている。2026年5月からHONYALで品揃えを拡充している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000026460.html