注文住宅の防災性能、54.8%が「耐震性」を最優先 671人調査


注文住宅で重視される防災性能とは
地震や豪雨などの災害リスクは、住まい選びにおいて無視できない要素である。家は日常を過ごす場所であると同時に、非常時には家族を守る場所にもなる。では、注文住宅を検討する人は、防災性能をどのように捉えているのだろうか。
株式会社NEXERと千葉県注文住宅業者おすすめナビ!は共同で、全国の男女671名を対象に「注文住宅と防災性能」についてのアンケート調査を実施した。調査期間は2026年5月14日から5月22日である。
54.8%が注文住宅で最も重視する性能は「耐震性」
注文住宅を建てる際、最も重視する性能について聞いた結果、「耐震性(地震への強さ)」が54.8%で圧倒的多数派となった。次いで「耐久性(建物の長持ち度)」が19.2%、「省エネ性(エネルギー自給)」が13.7%、「断熱・気密性(停電時の室温維持)」が8.2%、「耐火性(火災への強さ)」が4.0%であった。日本で暮らすうえで、地震への備えは避けて通れないテーマであり、まずは建物そのものが家族を守れるかどうかに、意識が集まっていることがうかがえる。
耐震等級の選択基準は「予算とのバランス」
耐震等級について、どの考え方に近いかを聞いたところ、「予算と相談しながら、できるだけ高い等級にしたい」という回答が51.3%で最多であった。「コストがかかっても、最高ランクの『等級3』は絶対に譲れない」は11.9%となっている。一方で「等級による安全性の違いがよくわからず、選べない」は19.2%、「法定基準(等級1)をクリアしていれば、それ以上の等級にはこだわらない」は17.6%であった。安全性を高めたい気持ちと費用面のバランスが、判断の軸になっているようである。
45.2%が大規模災害時に最も不安なのは「ライフラインの停止」
現在の住まいで、大規模災害時に最も不安な要素について尋ねた結果、「ライフライン(水・電気)の停止」が45.2%で最多であった。次いで「建物の倒壊・損壊」が35.9%、「家具の転倒」が9.7%、「浸水や土砂崩れなど、立地上のリスク」が9.2%である。ライフラインが止まった場合、36.4%が「3~5日程度」、35.0%が「1~2日程度」自力で生活できると回答しており、7割以上が5日以内と考えていることになる。
土地選びにおけるハザードマップの確認状況
住む場所を選ぶ際に自治体の「ハザードマップ」をどの程度確認するかについては、「ざっと確認する」が43.4%で最多であった。「必ず詳細まで確認する」は10.9%で、両者を合わせると54.3%が何らかの形でハザードマップを確認している。一方で「気にはなるが見たことはない」は20.4%、「全く確認しない」は25.3%であった。
防災に強い家づくりの信頼できる情報源
防災に強い家づくりについて、最も信頼できる情報源は「建築士・住宅診断士などの専門家」で32.0%が最多であった。次いで「国・自治体・研究機関の公式サイト」が27.6%、「住宅メーカー・工務店の担当者」が19.5%となっている。防災は、地盤、構造、設備、地域の災害特性などを組み合わせて考える必要があるため、専門性や公的な信頼性が重視されていると考えられる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002808.000044800.html