Web担当者の35%がAI Overviews対策を実施・検討中


AI Overviewsの認知は半数以上に拡大
Google検索に搭載された「AI Overviews」は、検索キーワードに対する回答をGoogleがAIで生成し、検索結果の最上部に表示する機能である。近年、検索体験やWeb集客のあり方が大きく変化し始めており、従来のSEOに加えて「AIにどのように引用・掲載されるか」が新たな重要テーマとして注目されている。
株式会社NEXERが実施した調査によると、AI Overviewsについて「よく知っている」「ある程度知っている」と回答した人は合計で54.9%となり、すでに半数以上に認知が広がっていることが明らかになった。一方で「知らない」も4割以上存在しており、Web担当者の間でも理解度には差があるようだ。
71%が表示されたAI Overviewsを読んでいる
ユーザーの行動を調べたところ、AI Overviewsを「毎回しっかり読む」「よく読む」「たまに読む」と回答した人は71.0%にのぼった。検索結果に表示されるAI要約が、ユーザーの情報収集行動の一部として定着し始めていることがうかがえる。
さらに、「毎回クリックする」「よくクリックする」「たまにクリックする」の合計は61.3%となり、6割以上がAI Overviewsに表示されたWebサイトを実際にクリックしている状況にある。AI Overviewsに掲載されることの重要性が高まっていると考えられる。
約35%がAI Overviewsだけで検索を完結
調査ではAI Overviewsのみで検索を完結することが「よくある」「たまにある」と答えた人は35.5%であった。一方で、6割以上の人はAI Overviewsだけでは完結せず、従来の検索結果も確認しているが、すでに約35%はAI Overviewsのみで検索を終えている。このことから、検索上位サイトであっても以前に比べてクリック数が低下している可能性が指摘される。
SEOの重要性は依然として高い
AI Overviews登場後のSEOの重要性について、「変わらない」が51.6%で最多となった。AI Overviewsが登場した現在でも、SEOの重要性は依然として高いと考える人が多い結果である。また、「やや上がった」「大きく上がった」を合わせると22.6%となっており、AI Overviews時代だからこそ、検索上位に表示される重要性が増していると感じる人も一定数存在している。
3分の1以上が対策を実施・検討している
AI Overviews対策の取り組み状況について、「行っていない」が65.4%で最多となったが、「積極的に行っている」「一部行っている」「検討している」を合わせると34.6%になる。すでに3分の1以上がAI Overviewsを意識した対策を実施・検討しており、新しい領域でありながら一定数がすでに動き始めている。
一方で、AI Overviewsに掲載される仕組みについて「十分理解している」「ある程度理解している」を合わせても25.9%にとどまり、約7割が「あまり理解していない」「全く理解していない」と回答している。AI Overviewsは注目されている一方で、実際の掲載ロジックや対策方法については情報不足の状況にあることが分かる。
約4割が対策の必要性を実感
今後のAI Overviews対策について「非常に必要だと感じる」「やや必要だと感じる」を合わせると42.0%となり、約4割が必要性を感じている結果となった。一方で「どちらともいえない」も29.0%存在しており、まだ判断が定まっていない人も一定数いるようだ。AI Overviewsが今後の検索環境で標準化していく可能性がある一方で、対策をしても仕様変更によって効果が変わるのではないかという不安を感じる人もいるとのことだ。
調査概要
本調査は2026年4月16日から4月22日にかけて実施された。調査方法はインターネット調査で、事前調査で「これまでに、企業においてWebサイトの運営や管理、またはデジタルマーケティング業務に従事した経験がある」と回答した男女を対象とした。事前調査630人、本調査31人が回答し、株式会社NEXERが調査機関を務めた。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002823.000044800.html