捨てられた靴に命を吹き込む、アーティスト・ルース・ぺタス展が日本橋で開催


古い靴を素材に人生の足跡をたどる展覧会
1891年の創業から130年以上にわたりフランス・リモージュで靴を作り続けているJ.M. WESTONの東京・日本橋浜町のアトリエでは、新たな展覧会が開催される。6月4日(木)より始まるこの展覧会は、ニュージーランド生まれのアメリカ人アーティストであるルース・ぺタス氏の作品を集めた「Bonjour, tonnerre de pavés(石畳の轟きへ、こんにちは)」である。
故人の作品から見える靴への独特な視点
故ルース・ぺタス氏は、絵画や抽象作品の製作に勤しむ傍ら、旅先で捨てられてしまった靴を集め、そこに宿る持ち主たちの人生の足跡をたどりながら作品として新たな命を吹き込んできた。1995年から古い靴を素材とした作品制作を開始した彼女にとって、靴は単なる日用品ではなく、人々の人生や記憶、旅の痕跡を宿す存在であった。解体と再構築を繰り返しながら生み出される作品群は、歩くことそのものを通じて、人間の存在や時間の流れを静かに問いかける。
J.M. WESTON ATELIERでのオリジナル展示
J.M. WESTON ATELIERでは、アーティスティック・イメージ&カルチャーディレクターのオリヴィエ・サイヤールが監修したオリジナルの展示を行っており、本展はこのディレクターとアーティストの作品を所蔵するオスカル・ヴィジェガス=パエス氏の偶然の出会いから生まれたプロジェクトである。ぺタスの作品はアメリカをはじめヨーロッパやロシアでも発表され、多くの公私コレクションに収蔵されている。本展では、J.M. WESTON ATELIERを舞台に、歩くことへの深い眼差しと、靴に刻まれた無数の物語に触れる機会を提供する。
アーティスト・ルース・ぺタスについて
ルース・ぺタス氏は1957年、ニュージーランド・ローワー・ハット生まれ。1978年よりアメリカ・ボルチモアを拠点に活動し、University of Sydneyで美術史、Corcoran School of Artで絵画を学んだ。作品はアメリカ、ヨーロッパ、ロシアで展示され、多くの公私コレクションに収蔵されている。2021年、ボルチモア没。
施設情報とアクセス
J.M. WESTON ATELIERは東京都中央区日本橋浜町3-10-4に所在。営業時間は11:00から13:00、そして14:00から19:00(13:00から14:00はクローズ)。問い合わせはTel 03-4243-1070まで。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000107578.html