『八つ墓村』4K修復版が9月発売、渥美清の名探偵が怨念に立ち向かう


横溝正史の一大ブームを巻き起こしたメガヒット超大作
日本独特の因習や土着を背景に泥臭い人間の情念が複雑に絡み合う、おどろおどろしい横溝文学の「怨念」の世界を『砂の器』のスタッフが再結集して映画化された『八つ墓村』。監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍、撮影は川又昻、音楽は芥川也寸志である。2年3ヶ月の歳月をかけて全国各地で大規模なロケを敢行し、総勢120名以上の豪華キャストと延べ2,000名を超えるエキストラを動員。日本映画としては破格のスケールで製作された。1977年に公開されるやメガヒットを記録し、日本中に「横溝正史の一大ブーム」を巻き起こした。劇中の「祟りじゃ〜」のセリフは大人から子供まで誰もが知る流行語となり、瞬く間に日本中を席捲して社会現象となった。
渥美清演じる名探偵・金田一耕助が謎を解く
横溝作品に欠かすことのできない「日本で最も有名な名探偵・金田一耕助」を演じるのは『男はつらいよ』の「寅さん」で一世を風靡した渥美清である。原作者の横溝正史が映画化に際し、金田一耕助役に渥美清を熱望して実現した。その他のキャストには、萩原健一、小川眞由美、山﨑努、中野良子、山本陽子、夏八木勲、市原悦子、藤岡琢也、大滝秀治、田中邦衛など日本映画界を代表する錚々たる顔触れが競演している。
四百年の怨念に呪われた村で起こる連続殺人事件
数奇な運命に生まれた青年が四百年に渡る怨念が息づく生地を訪れ、謎めいた猟奇的な連続殺人事件に巻き込まれる。名探偵・金田一耕助が登場し、奇妙な事件を推理していくミステリー映画だ。
4Kデジタル修復で甦った圧巻の映像美と音響
4Kデジタル修復は、オリジナルネガから4K解像度で精緻にスキャンを行い、フィルムが持つ本来のディテールを極限まで引き出した。CGを一切使わずに撮影された圧巻の映像が、より色域とディテールを増し怪奇と戦慄の光景がかつてない鮮明さで甦った。映像のみならず「音」も極限を追求している。常に最先端を求めた野村芳太郎監督の志を受け継ぎ、野村組スタッフ監修のもとで音声を再構築。貴重なシネテープ(オリジナル4.0ch)から丹念に音を起こし、現代の音響環境に合わせた「5.1ch REMIX」として鮮烈に仕上げた。包み込むようなサラウンド音響が圧倒的な臨場感で炸裂する。オリジナルネガのスキャンによる超高精細映像は、山﨑努演じる多治見要蔵が桜の舞い散る中を刀を手に走り抜ける「32人殺し」のシーンで鮮烈な桜の花びらの一枚一枚までを圧倒的な美しさで描写。さらに暗がりが続く広大な鍾乳洞のシーンなど、4Kならではの緻密な闇の表現がさらなる恐怖を煽る。
2026年9月16日発売、特典も充実
『八つ墓村 4Kデジタル修復版 4K ULTRA HD Blu-ray』は2026年9月16日(水)発売予定。価格は8,800円(税込)で、品番はSHUR-0052。本編約151分に映像特典約32分を収録。映像特典にはオリジナル予告篇5種とドキュメンタリー<シネマ紀行>が含まれ、封入特典として1977年の劇場パンフレット縮刷版とフォトカード(4種)も同梱される。同時にBlu-ray版(品番SHBR-0811、6,050円税込)とDVD版(品番DASH-0188、4,620円税込)も発売される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000534.000053064.html