縦型ホラーコンテスト開催、AI生成から心霊スポット撮影まで273作品から最恐賞決定


「バズより、震え。」SSFF & ASIA 2026ホラー部門イベント開催
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2026」にて、6月7日(日)に「バズより、震え。〜縦型ホラーナイト〜」が開催された。株式会社CRG協賛のもと新設されたホラー&サスペンス部門では、1月~4月まで国内公募した縦型ショート(30~180秒)に273作品が集まった。
イベントでは応募作品の中でも優秀だった6作品が発表され、はやせやすひろさん(都市ボーイズ)、平川結月さん(俳優)、片山慎三さん(映画監督)、四宮隆史さん(株式会社CRG代表取締役CEO)が各作品について評価ポイントを語り、怪談クロストークで盛り上がった。
AI生成ホラーが優勝「悪夢テーマ 最恐賞」受賞
悪夢テーマ最恐賞には『妻と夫と』が選ばれた。選考に関わった四宮隆史氏は「大スクリーンで見るとさらに怖い。短い中にもドラマ性が凝縮されている」と絶賛。片山監督も「夢の中から目覚めてもまた夢という『夢の中の夢』の構成が素晴らしい」と評価した。本作の最大の特徴は、監督の撮影した写真をベースにAIに演技をさせて生成した点である。平川結月氏は「無機質な感じが見ていてリアルで、AIだと気づかなかった」と語り、はやせ氏も「演技力が僕より上で驚いた」とコメントした。
ワンカット撮影の緊張感「恋テーマ 最恐賞」
恋テーマ最恐賞『ありがとう、ね』はワンカット撮影ならではの緊張感が評価された。平川氏は「いつ何が来るのかとずっとドキドキハラハラして、観る人によって色々な捉え方ができるのが面白い」とコメント。乙木勇人監督から「肝試しに行くのが夢だった彼女の霊が、最後にその夢を叶えて成仏した物語」という設定が明かされると、はやせ氏は「最初から細かい伏線が散りばめられていて、2回観ると泣けてくるような深い作り込み」と絶賛した。
都市伝説的な演出が高評価「友情テーマ 最恐賞」
友情テーマ最恐賞『【閲覧注意】電車で着物の女性にぶつかった結果 #shorts』では、死者と話せる謎の機械「天国フォン」が登場する。はやせ氏は「日常の電車から異界へ引きずり込まれる都市伝説的な要素が見事に繋ぎ合わされている」と大興奮。竹中貞人監督は「藤子・F・不二雄先生の短編のような世界観を目指した」と解説し、短い尺の中で様々な考察ができるように設計したという。
引き算の美学で恐怖を演出「仕事テーマ 最恐賞」
仕事テーマ最恐賞『心霊写真屋』は、映像の余白を使った恐怖演出が光る。片山監督は「最後、あえて見せすぎずに振り返ったところで終わる引き算の美学が、想像力をかき立てて素晴らしい」と絶賛。川中玄貴監督から「締め切りの3日前に、自宅で撮影から編集まで完全に一人で行った」という驚異のスケジュールが明かされた。
日常に潜む恐怖「特別最恐賞」2作品同時選出
特別最恐賞として『STILL』と『ずっとそこにいる』が同時選出された。『STILL』について四宮氏は「目線と息遣いだけで恐怖心を煽る没入感が圧倒的。観終わった後も『なぜこうなったのか』と考え続けさせる、ホラーとして一番強い力を持った作品」と講評した。もう一方の『ずっとそこにいる』は、実際の未解決事件をベースに、ワンロケーションの心霊スポット(橋)でドローンを使用して撮影されたという。
選出された受賞者は6月10日アワードセレモニーへ招待
選出された6名の受賞者は、6月10日(水)にLINE CUBE SHIBUYAにて開催される映画祭のメインイベント「アワードセレモニー」に招待される。そこで、この6作品の中から最も恐怖をまとった究極の1作に贈られる「最震賞 supported by CRG」の最終結果が発表される予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000037516.html