稲木ジョージがCFDA/Vogue Fashion Fund 2026ファイナリストに、日本人ジュエリーデザイナー初


MILAMORE創設者が全米権威あるデザイン支援プログラムに選出
ファインジュエリーブランド「MILAMORE(ミラモア)」の創設者兼デザイナーである稲木ジョージが、米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)とVogueが主催する「CFDA/Vogue Fashion Fund 2026」のファイナリストに選出されました。日本人ファインジュエリーデザイナーとしては初の快挙です。
CFDA/Vogue Fashion Fundは、アメリカを代表する若手デザイナー支援プログラムとして知られており、2003年の創設以来、Thom Browne、Joseph Altuzarra、Christopher John Rogers、Emily Adams Bode Aujlaらの著名なデザイナーを輩出してきました。ファッション、アクセサリー、フットウェア、ジュエリーなど全カテゴリーから数百件を超える応募の中から、わずか10組のみがファイナリストとして選出されています。
日本の金継ぎ哲学がグローバルに評価された
今回の選出は、MILAMOREが一貫して発信してきた「金継ぎ」の哲学と、日本の職人たちが受け継ぐ卓越したクラフトマンシップが、現代のラグジュアリーとして高く評価されたことを意味しています。現在のラグジュアリー市場では、単なる希少性や装飾性を超え、文化的背景や哲学を持つブランドへの関心が高まっています。MILAMOREはそうした流れの中で、日本の金継ぎ哲学とクラフトマンシップを現代的な視点で再解釈し、ニューヨークから世界へ発信を続けているのです。
「壊れているのではなく、継がれている」という創作理念
稲木ジョージの創作の根底には、「壊れているのではなく、継がれている。」という考え方があります。フィリピンで生まれ、日本で育った稲木は、2014年にニューヨークへ渡ったことをきっかけに、日本文化が持つ本質的な美しさと改めて向き合うようになりました。幼少期から経験してきた逆境は、欠けや傷を否定するのではなく、その痕跡を受け入れ、新たな価値として未来へ受け継ぐ日本の伝統技法「金継ぎ」の哲学への深い共感へとつながっています。この思想がMILAMOREのものづくりの原点となり、人生に宿る不完全さを美しさとして讃え、世代や文化を超えて共感される普遍的な価値観をジュエリーとして表現しているのです。
最終受賞者は2026年10月20日に発表予定
ファイナリストは今後、業界を代表するリーダー陣によるメンタリングや事業支援を受けながら、数か月にわたるプログラムに参加することになります。今年度の審査委員には、CFDAチェアマンのThom Browne、Instagramのエヴァ・チェン、Vogue USのクロエ・マルをはじめとする、ファッション、メディア、小売業界を代表する9名が務めます。最終受賞者は2026年10月20日、ニューヨークで開催されるガラディナーにて発表される予定です。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000053280.html