ハン・ガン生み出した韓国文学の土壌、戦後の巨匠4人を集成した決定版コレクション10月刊行


ノーベル文学賞受賞で世界が注目、韓国文学の根源を探る決定版シリーズ誕生
2024年にハン・ガンがアジア人女性初となるノーベル文学賞を受賞したことで、世界中からかつてないほどの熱い視線が注がれている韓国文学。日本においても、パク・ミンギョの『カステラ』や『82年生まれ、キム・ジヨン』、ソン・ウォンピョンの『アーモンド』など話題作が次々と刊行され、過去10年以上にわたり読者の輪は広がり続けている。ハン・ガンのノーベル文学賞受賞発表後には、『菜食主義者』『すべての、白いものたちの』といった代表作が全国書店ランキングを席巻し、現在も版を重ねるベストセラーとなっている。
激動の時代を生きた戦後作家たちに焦点を当てた「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」
河出書房新社は、数多くの韓国文学作品を翻訳してきた翻訳家、斎藤真理子が作家とその作品をセレクトし、全作品を訳し下ろす決定版コレクション「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」(全5巻)を2026年10月より刊行開始する。本シリーズは、日本からの解放、南北分断、朝鮮戦争、軍事独裁政権、急激な経済成長など、激動の時代を生き抜きながら、現代韓国文学の土壌を築いていった戦後作家たちに焦点を当てた画期的なシリーズだ。韓国文学界にその名を燦然と輝かせる巨匠作家4人の作品から精選された第1巻~第4巻、珠玉の短編作品が集成されたアンソロジー第5巻で構成される。
全巻予約購入で斎藤真理子書き下ろしエッセイ集を進呈
全巻(定価17,930円)予約購入者には、編訳者による書き下ろしエッセイ集『斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス 別巻』(非売品)を特典として進呈する(申込締切:2026年12月31日)。全国書店、一部ネット書店にて絶賛受付中である。
全5巻のラインナップと各巻の特徴
第1巻『親切な福姫(ポッキ)さん』パク・ワンソ(2026年10月刊/定価2,970円)は、市井に暮らす人の感情を描き、数々のベストセラーを生んだ国民的作家の作品集。第2巻『虫の話』イ・チョンジュン(2027年1月刊/定価3,520円)は、絶望や葛藤を繰り返す人間の必死の営みを描いた韓国純文学の巨匠中の巨匠による珠玉の物語群。第3巻『副市長は馬山(マサン)に赴任しない』イ・ホチョル(2027年4月刊/定価3,520円)は、南北分断と一家離散という不条理に根底から向き合った珠玉の作品集。第4巻『銅鏡』オ・ジョンヒ(2027年10月刊/定価3,960円)は、社会や家族のなかでもがきながら生きる女性の姿を描いた韓国文学を世界へと拓いた金字塔。第5巻『九足の靴で居残った男』ユン・フンギル ほか(2028年1月刊/定価3,960円)は、20世紀後半の韓国における「戦後」を歩んだメルクマール的作品を集めたアンソロジーだ。
装画と装幀にもこだわり、モノクロームから色彩豊かな表現へ
モノクロームで力強く描かれたシバタリョウによる装画、作品それぞれの強烈な個性が色彩となって表現された川名潤によるこだわりの装幀も見どころの一つとなっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001262.000012754.html