貴金属職人・島功氏が黄綬褒章受章、60年の技を世代へ


60年のキャリアを持つ貴金属装身具職人が栄誉ある褒章を受章
6月11日、豊島区伝統工芸保存会に所属する貴金属装身具職人の島功氏が、令和8年春の黄綬褒章の受章を豊島区役所で報告しました。黄綬褒章は、農業・商業・工業などの業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方が天皇陛下から授与される栄誉ある褒章です。
木目金と蜜蝋細工の卓越した技能
島功氏は60年の経験を持つ熟練職人で、原型作りから鍛金、ロウ付け、仕上げまで一貫した加工・製作を行っています。特に、金属の層が木目状の文様を創り出す「木目金」や、繊細な造形を可能にする「蜜蝋細工」の加工技能を極めた職人として知られています。1974年に島貴金属製作所を設立し、2008年に豊島区伝統工芸保存会に入会しました。
地域教育への貢献と受章の喜び
島氏は区内の小・中学校でのものづくり体験教室や各種イベントにおいて実演や講師を務めるなど、区伝統工芸士として地域教育にも尽力しています。受章にあたり、「この黄綬褒章の名誉を糧に、今後も技術を磨き、地域の財産として次世代へ継承し続けます。受章できたのは豊島区での活動のおかげです」とコメントしました。豊島区長の高際みゆき氏も「区の伝統工芸士から大変名誉な受章者が出たことを嬉しく思う」と述べ、今後の活動への期待を示しています。
多数の表彰・受賞歴が示す卓越した技能
島氏のこれまでの功績は目覚ましく、平成20年の東京都優秀技能者(東京マイスター)認定をはじめ、全日本貴金属技能士会連合会会長表彰、全国技能士会連合会会長表彰、豊島区伝統工芸士認定、厚生労働大臣表彰(卓越技能)など数多くの栄誉を受けています。今回の黄綬褒章受章は、半世紀を超えるキャリアと継続的な技術向上、そして地域への貢献が評価された結果といえるでしょう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000165139.html