登別マリンパークニクス『Wonder Box 360』がデジタルサイネージアワード優秀賞を受賞


3年連続受賞の快挙を達成
フラクト株式会社が手がけるデジタルサイネージアワードの受賞は、2024年『デジタル室内公園 BiVi PARK』、2025年『フレスポ若葉台 #ヒトフミ』に続き、3年連続となる。デジタルサイネージアワードは、デジタルサイネージ市場の活性化を目的として、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが主催する表彰制度である。2009年のプレアワード以来、毎年開催されており、2026年度は2025年1月以降に発表されたコンテンツ、ハードウェア、システムを対象に公募。審査委員会による厳正な選考を経て、グランプリ1点、準グランプリ1点と優秀作品約10点が選出された。受賞作の発表は、2026年6月10日に幕張メッセで開催された「デジタルサイネージジャパン2026」の会場にて行われた。
水族館の限界を超える次世代体験空間
登別マリンパークニクスを運営する株式会社北海道マリンパーク様の「デジタル技術を駆使して、水族館に全く新しい価値を創出したい」という想いから始まったこのプロジェクト。目指したのは単なる映像展示ではなく、来場者の想像を超える「驚き」と「感動」の提供である。BOX形状の空間設計により、壁面への単なる平面スクリーン設置では実現できない「究極の没入体験」を構現した。一歩足を踏み入れると、頭からつま先まで360度がLEDビジョンに包み込まれ、「画面を眺める」という受動的な行為ではなく、別次元の世界へとダイブする能動的体験が実現している。
高湿度環境に対応した強靭なハードウェア設計
水族館という高湿度環境は、精密機器にとって大きな障壁となる。このプロジェクトのLEDビジョンには特殊なHOB加工を採用し、高い防水・防塵・防湿性能を実現するとともに、素子脱落のリスクを極限まで排除した。さらにキャビネットの徹底的な軽量化により、既存施設への設置負荷を大幅に軽減している。最上級の映像美を提供するだけでなく、長期間にわたり安定稼働し続ける強靭さを兼ね備えたハードウェア設計となっている。システムは天井・壁面にLAM-NXII、床面にMIN-KEを採用し、W4,000mm × D7,000mm × H3,000mmの寸法で4面壁面と1面床面を構成している。
現実とデジタルの境界を溶かすコンテンツ表現
心揺さぶる映像コンテンツの制作は、株式会社たきコーポレーション様との共作により実現した。追求したのは、体験者が「本当にその場に存在している」と錯覚するほどの究極のリアリティである。無人島から幻想的な深海へと誘う「冒険者の視点」をテーマに、極めて写実的なテクスチャとデジタルならではのダイナミックな空想表現を融合させている。視点や空間の広がりをシビアに計算し尽くすことで、『Wonder Box 360』の中でしか味わうことのできない唯一無二のストーリー体験をもたらしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000063277.html