垣本泰美の個展「Star Boy -洪水の夜-」7月8日麻布台ヒルズで開催


記憶と物語の関係を探る、垣本泰美の新作個展
写真家・垣本泰美による個展「Star Boy -洪水の夜-」が、2026年7月8日から8月2日まで麻布台ヒルズの「Gallery 舞台裏」で開催される。本展覧会は、CADAN(一般社団法人日本現代美術商協会)とArtStickerのコラボレーション企画「CADAN舞台裏」の第2弾である。
本展では、古いアルバムで見つけた父の写真から着想を得た作品シリーズ《Star Boy》を展示。父にまつわる記憶、写真、生前の言葉、そして身近な人々から聞いた逸話を断片的につなぎ合わせ、再構築した作品群となっている。
父の記憶と和歌山の洪水を軸にした構成
第一章となる「-洪水の夜-」は、和歌山県の山間部で実際に起こった大洪水の夜に父が見たものを起点として構成されている。生と死、そして記憶と物語の関係性を探ることを試みた作品となっている。ロラン・バルトが語く「写真のノエマ」についての問い直しを背景に、写真を見たときに感じる〈それは=かつて=あった〉という感覚が、事実の存在ではなく記憶に基づいた新たな物語を展開し続けることにあるという視点で制作されている。
垣本泰美のアーティスト活動
大阪府出身、京都府在住の垣本泰美は、成安造形大学卒業後、「記憶」や「現実と非現実の境界」をテーマに制作活動を続けている。夢や古い記憶から得られたイメージ、世代を超えて語り継がれてきた伝承などから着想を得て、曖昧な記憶を写真作品として再構築している。2002年には上野彦馬賞を受賞。2016年には、フランスの出版社iKiより写真集『Little World』を出版している。
国際的な展覧会歴も豊かで、「JAPON」(フランス、2014年)、「Crossing Views / Regards Croisés」(スイス・スウェーデン、2014~2017年)、「Femmes Objectif Japon」(スイス、2024年)など、海外での展示実績を多数保有している。
開催概要と鑑賞情報
展覧会は火曜から日曜の11:00~18:00に開催され、月曜日は定休日である。観覧料は無料。会場の「Gallery 舞台裏」は、麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1Fに位置し、東京メトロ日比谷線神谷町駅より駅直結で徒歩1分と好アクセス。エレベーター、バリアフリー対応、車椅子、ベビーカー入場可能となっている。7月9日(木)18:00よりレセプションの開催が予定されており、参加無料・要予約・チケット制である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000038948.html