美容室のキャッシュレス決済は「クレジットカード」最優先|500人調査から分かる現状


美容室でよく使われている支払い方法
美容室での支払い方法について500人を対象に調査を実施したところ、現金が49.6%で最も多く、次いでクレジットカードが32.2%、QRコード決済が11.2%となりました。現金利用がなお一定の割合を占める一方で、キャッシュレス決済ではクレジットカードが圧倒的に利用されています。
特に注目すべきは、クレジットカード利用率が3割を超えている点です。美容室を開業する際には、現金対応を前提としつつ、キャッシュレス決済の導入を検討する必要があります。その中でも、すでに利用実態のあるクレジットカードは、優先して導入すべき決済手段といえます。
利用者が求める支払い方法はカードとQRコード決済
「使えると嬉しい支払い方法」では、クレジットカードが46.0%で最も多く、QRコード決済が38.4%となりました。実際によく使われている支払い方法では現金が最多であったのに対し、「使えると嬉しい支払い方法」ではクレジットカードやQRコード決済へのニーズが高いことがわかります。利用者は現金で支払っている場合でも、店舗側でキャッシュレス決済が利用できることを望んでいる可能性があります。
ポイント払いは19.0%、電子マネーは17.6%で一定のニーズが見られました。これらはクレジットカードやQRコード決済に比べると優先度は下がるものの、販促や再来店促進の一環として検討する価値があります。
客単価別で見た支払い方法の傾向
支払い金額別に見ると、客単価によって利用される決済方法に明確な違いが生じます。2,000円未満では現金が72.5%と大きな割合を占めており、少額決済では現金利用が中心です。一方、5,000円以上の金額帯では状況が変わります。
5,000円~10,000円未満ではクレジットカードが51.2%となり、現金の31.2%を上回りました。さらに、10,000円~20,000円未満ではクレジットカードが58.6%と最も高く、現金は24.1%にとどまっています。美容室において、客単価が上がるほどクレジットカード利用が増える傾向があるのです。カラー、パーマ、トリートメント、髪質改善など、客単価が高くなりやすいメニューを提供する店舗では、クレジットカード決済への対応が特に重要となります。
年代による支払い方法の選好の違い
年代別に美容室でよく使う支払い方法を見ると、若年層から中年層にかけてキャッシュレス決済の利用が目立ちます。20代ではクレジットカードが44.3%と最も多く、現金の36.7%を上回りました。30代でもクレジットカードが42.7%、現金が32.9%となっており、20代・30代ではクレジットカードが主要な支払い方法になっています。
一方、40代では現金が44.6%、クレジットカードが30.7%となり、現金利用が再び高くなります。50代では現金が61.1%、60代では現金が62.6%と、年代が上がるほど現金利用の割合が高い傾向が見られました。ただし、50代・60代でもクレジットカード利用は一定数存在し、50代では30.1%、60代では23.1%がカード決済を利用しています。
高単価ほどカード決済への期待が高まる
支払い金額別に「使えると嬉しい支払い方法」を見ると、クレジットカードへのニーズは金額帯が上がるほど高まります。2,000円未満では「特になし」が50.0%と最も多く、少額利用では決済手段に対する追加ニーズは相対的に低いです。しかし、5,000円~10,000円未満ではクレジットカードが58.4%、QRコード決済が51.2%と高い水準となりました。
特に、10,000円~20,000円未満ではクレジットカードが62.1%と最も高く、高単価メニューではカード決済を利用したいという方が多いことがわかります。美容室で一定以上の単価を想定する場合、クレジットカード決済は単なる利便性向上ではなく、利用者にとって「使えてほしい決済方法」として位置づけられているのです。
全年代に対応できる決済手段の構築
「使えると嬉しい支払い方法」を年代別に見ると、クレジットカードとQRコード決済が多くの年代で上位に入っています。20代ではQRコード決済が50.6%、クレジットカードが46.8%と高く、QRコード決済へのニーズが特に目立ちます。30代ではQRコード決済が41.5%、クレジットカードが40.2%とほぼ同水準です。
40代以降ではクレジットカードのニーズが相対的に高くなり、60代ではクレジットカードが58.2%と最も高い割合を示しました。実際によく使う支払い方法では50代・60代の現金利用が多かった一方で、「使えると嬉しい支払い方法」ではクレジットカードが高く出ています。現金を使っている利用者であっても、カード決済が利用できることを望んでいる層が一定数存在するのです。クレジットカード決済は若年層だけでなく、幅広い年代に対応できる決済手段であり、美容室に最初に導入すべきキャッシュレス決済として、最も優先度が高いと判断できます。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000074582.html