朝井リョウ「ゆとり三部作」エッセイ55万部突破の秘密


ゆとり三部作とは
株式会社文藝春秋から刊行中の朝井リョウさんのエッセイシリーズ「ゆとり三部作」の累計発行部数が、単行本、文庫、電子書籍を合わせて55万部を突破した。三部作は『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』『そして誰もゆとらなくなった』からなり、どれも文春文庫で展開されている。
各作品の特徴と展開
第一作目『時をかけるゆとり』は、朝井リョウさん初のエッセイ集で、2012年6月に単行本『学生時代にやらなくてもいい20のこと』として発売された。2014年12月に改題して文庫化され、1989年からの国内外情勢と著者の人生を重ねる年表からはじまる。大学の日々から就職活動、社会人生活まで、切なさとおかしみにあふれた日常をつづった23編が収録されている。
第二作目『風と共にゆとりぬ』は2017年6月に単行本発売、2020年5月に文庫化。雑誌や新聞連載のエッセイに加え、痔瘻手術体験をつづった「肛門記」が書き下ろされた。文庫には後日談「肛門記~Eternal〜」も収録され、2025年9月の感想募集キャンペーンでは「肛門記」が読者のお気に入りエピソードで圧倒的1位に輝いている。
第三作目『そして誰もゆとらなくなった』は2022年8月に単行本発売、2025年7月に文庫化。読者人気2位の「ホールケーキの乱」と3位の「空回り戦記~サイン会編~」を収録し、文庫ではさらに2本の書き下ろしエピソードが追加された。
注目を集めた大バズり現象
2025年9月、アイドルグループ「カラフルスクリーム」に所属するかれんさんが、文庫『そして誰もゆとらなくなった』の著者紹介欄についてSNSに投稿すると大バズりした。これにより「ゆとりシリーズ」にさらなる注目が集まり、55万部突破を記念してかれんさんバージョンの「ゆとり三部作」デジタルPOPも作成されることになった。
読者からの高い評価
感想募集キャンペーンでは、読者から「何も考えたくない時、気持ちが沈んだ時、思いっきり笑いたい時に読んでいます」「緊張がとけていて素直になれてリラックスできてる気がしています」「なんだか生きやすくなりました」など、多くの肯定的な声が寄せられた。『イン・ザ・メガチャーチ』で2026年本屋大賞を受賞された朝井リョウさんのエッセイの威力が、読者の心をつかんでいることが伺える。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000993.000043732.html