京都の伝統工芸体験が充実。Deeper Japanが17の新商品を追加


京都エリアの体験商品が50を超える
訪日外国人向けに文化アクティビティを開発・提供する「Deeper Japan」を運営するディーパートラベル株式会社は、京都エリアに新たに17の体験商品を追加しました。これにより京都エリアは50商品を超え、全国400商品超を展開するDeeper Japanの中でも、東京に次ぐ主力エリアとしてさらに充実します。
千年の雅楽を支える絹の絃を紡ぐ工房
今回の追加商品の中でも注目されるのが、京都・上京区の絃工房です。1655年に染物業として創業し、幕末の1849年から絃の製造を始めたこの工房は、170年以上にわたり10代目まで絃づくりの技を受け継いでいます。三味線、琴、琵琶、沖縄三線、さらには中国の古琴まで、あらゆる和楽器の絃を製造でき、雅楽の絃を製造できる唯一の存在です。
生糸を半日ほど水に浸した後、反時計回りに撚りをかける「下撚り」から始まる絃づくり。その後、逆方向に撚る「上撚り」を施し、半日かけて人の手で力いっぱい引き伸ばしながら乾燥させます。この工程が、絃に撥にも耐える弾力と強度を与えるのです。当主は2015年に国の無形文化財「選定保存技術保持者」に認定され、父である先代も1979年に同じ認定を受けており、親子二代にわたる保持者は極めて稀なこととなっています。
職人と旅行者をつなぐ体験プログラム
原料には滋賀県産の生糸を使用し、国産の絹糸にこだわり続けていますが、かつて日本の花形産業だった製糸業者は高齢化で減り、原料の確保は年々難しくなっているのが現実です。宮中の儀式で奏でられる千年以上の音楽が、ここでつくられる絹の絃によって今も支えられています。戦前は京都だけでも10軒はあった絃師の工房ですが、今では全国で片手で数えるほどしか残っていません。
Deeper Japanは、こうした文化の担い手と旅行者を直接結びつけることで、旅行者の好奇心に応え、事業者の技の継承に貢献することを目指しています。今回の京都エリア17商品の追加は、その出会いの選択肢を広げる取り組みのひとつです。
多彩な新商品ラインアップ
今回追加された商品は、絃工房の体験を筆頭に、仏師の工房での木彫仏像の制作工程見学、京焼での陶芸体験、大正14年創業の型染め京友禅体験、国宝の建築を有する禅寺での座禅と茶道体験、全国新酒鑑評会で14年連続金賞を達成した伏見の蔵元訪問、京象嵌の金属工芸体験など、多様なジャンルにわたります。さらに、漫画体験や皇室ゆかりの神社巡りと十二単の装束体験も含まれ、伝統工芸から現代アート、宮廷文化まで、訪日外国人の知的好奇心を満たすラインアップが揃っています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000102024.html