難波優輝『本とは何か』発売、読書の本質を問い直す最新刊


読書とは何か、根本から問い直す
『物語化批判の哲学』『なぜ人は締め切りを守れないのか』など話題作を次々と執筆してきた若手哲学者・美学者の難波優輝が、今大注目のテーマに挑む。新著『本とは何か』は、読書の意味を根底から問い直す意欲作である。
本書の執筆のきっかけは、複数の書店員から投げかけられた一つの疑問だった。「本を読むってそんなに偉いことなんでしょうか」。この問いを受けて、難波は思索を深めることになった。読書の効用について語られることは多いが、「本を読むとは何か」という根本的な問題が見落とされていることに気づいたのである。
パフォーマンスとしての読書
難波が提唱するのは「読書とは〈パフォーマンス〉である」という概念だ。本書はこの視点を手がかりに、小説、人文書、マンガからハウツー本、楽譜、レシピまで、幅広い領域に存在する様々な本について考察していく。へたな読書と上手な読書の違い、物語を読むことで他人が理解できるのか、難しい人文書が分からないのになぜ楽しいのか、といった日常的な疑問から始まり、積読や書店めぐりの意味まで、全九章で読書の本質に迫る。
書店員との座談会も開催
本書の発売を記念して、紀伊国屋書店新宿本店での【難波優輝と「本とは何か」を考えるトーク&サイン会】が開催される。日時は2026年6月28日(日)14:30開演、会場は同店9階イベントスペース。参加費は1,500円。書店員を交えた座談会も予定されており、日々膨大な量の本と向き合う現役書店員との対話を通じて、「本を読むとは結局どういうことなのか」を共に考える貴重な機会となる。
著名人からも推薦の声
本書への推薦コメントは、美学者で東京科学大学教授の伊藤亜紗と、国際的に活躍するピアニストの藤田真央から寄せられた。藤田は「楽譜を読み解き、紡ぐ音色がピアニストそれぞれに異なるように、私たちは本を読む時、自分なりの『読書というパフォーマンス』をしているのだと気付かされた」と述べている。
『本とは何か』は2026年6月17日発売、講談社新書、税込1,043円である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003040.000047877.html