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全盲彫刻家・三輪途道の世界へ。奈良県立美術館で触って鑑賞する展覧会開催

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報道発表
プレスリリースより

全盲の彫刻家・三輪途道とは

令和8年度、奈良県立美術館のギャラリー企画「奈良ゆかりの現代作家展」では、全盲の彫刻家・三輪途道を取り上げる。1966年群馬県生まれで奈良在住の三輪は、東京藝術大学大学院で保存修復技術を学び、修了制作として東大寺俊乗堂の重源上人像の模刻を手がけた。2002年には東大寺の菩提僊那像を制作するなど、奈良の仏教文化を深く学びながら仏像制作を行ってきた。

30代後半から網膜色素変性症のため視力が弱まり、50代前半に全盲となった。しかし、最近は粘土を使って手の感覚だけで作品を制作し、「ふれて鑑賞する」展覧会を開催している。さらに、視覚障害のある人とアートをつなぐ活動を推進するため、一般社団法人メノキを立ち上げた。

展覧会の構成と内容

このたびの展覧会は3つのパートで構成される。まず、光明皇后をイメージした新作「光の存在-光明観音」を中心とした作品展示が行われる。次に、触って鑑賞する「触察板の体験展示」が提供される。そして、作家が滞在して公開制作をする「触察鑑賞ラボ」で、三輪途道の表現と活動が紹介される。

開館時間は9時00分から17時00分で、入館は16時30分まで。観覧料は無料である。休館日は月曜日だが、7月20日(月・祝)は開館し、7月21日(火)が休館となる。

関連イベントで作家と直接交流

6月27日(土)14時00分からはアーティストトークが開催され、三輪途道、狹川普文(東大寺長老)、籔内佐斗司(彫刻家・当館館長)が登壇する。定員60名で予約不要、参加無料である。

6月28日(日)には、三輪途道氏と触察板「おそとねこ」を触って鑑賞するワークショップが1回目10時00分、2回目14時00分から各2時間実施される。指先の感覚と言葉で造形の魅力を深く味わうもので、各回16名の定員で事前申込が必要である。

7月18日(土)14時00分からは、見えない人、見えにくい人、見える人が一緒に鑑賞ツアーに参加できる企画もある。三輪途道氏の案内で出品作品を触りながら対話を通じて鑑賞する。定員15名で、視覚に障害のある方5名、ない方10名程度の予定となっている。

公開制作は7月22日、29日、8月5日(いずれも水曜日)の14時00分から16時00分に触察鑑賞ラボで行われる。

連携企画も同時開催

連携企画として、7月4日から12日までの期間、東大寺総合文化センター金鐘ホール会議室Aで「ひかりの記憶・手ざわりのむこう-三輪途道・籔内佐斗司・山田修3人展」が開催される。三輪途道、籔内佐斗司、山田修による彫刻・文化財の3D模造を展示する触れる展覧会で、観覧料は無料である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000142065.html