中村キース・ヘリング美術館がプライド月間で3つの取り組み、HIV啓発に力を入れる


キース・ヘリングの精神を受け継ぐプライド月間の活動
ニューヨークを拠点に活躍したアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)を紹介する世界唯一の美術館である中村キース・ヘリング美術館(山梨県・小淵沢)は、6月の「プライド月間」に合わせてLGBTQ+コミュニティへの理解と連帯を深めることを目的とした3つの取り組みを実施した。アートを通じて社会課題に向き合い、自由と平等を訴え続けたキース・ヘリングの精神を受け継ぐ当館では、開館時より多様性と包摂性を推進する活動を行っている。
Tokyo Pride 2026での#UpdateHIVキャンペーン参加
6月6日(土)、7日(日)に開催された「Tokyo Pride 2026」(代々木公園イベント広場)において、当館は特定非営利活動法人ぷれいす東京と特定非営利活動法人aktaによる「#UpdateHIV」キャンペーンに参加した。会場ではぷれいす東京、akta、MSM ALL JAPAN、ヴィーブヘルスケア株式会社との合同ブースに出店し、キース・ヘリングのグッズを通してHIVに関する正しい知識の普及とLGBTQ+コミュニティへの連帯を発信した。
6月7日(日)のプライドパレードでは、「#UpdateHIV」キャンペーンの隊列に参加。キース・ヘリングの抱き合う二人の人物のイメージをプリントしたTシャツを着用した約200人が参加し、HIVに関する知識を「アップデート」することの大切さを呼びかけた。この抱き合う二人の人物のイメージは、1993年のHIV・エイズ啓発キャンペーン「アクト・アゲインスト・エイズ(AAA)」のピンバッジに用いられていたもので、当館はTシャツの制作に全面的に協力した。
館内での特別展示とプライド月間企画
中村キース・ヘリング美術館では毎年、プライド月間や世界エイズデーなど季節ごとに館内の無料スペースで期間限定の資料展示や特別プログラムを実施している。今年のプライド月間展示では、1993年に制作された「AAA」のピンバッジと「Tokyo Pride 2026」のために制作したTシャツを並べて展示。キース・ヘリングのアートがLGBTQ+コミュニティやHIV・エイズ啓発の役割を担ってきたこと、そして今日においてもなお、彼の作品が連帯と予防啓発のシンボルであり続けていることを紹介している。
ミュージアムショップでのプライド月間特設コーナー
館内のミュージアムショップでは、プライド月間に合わせてレインボーカラーをモチーフにしたオリジナルグッズや、LGBTQ+コミュニティに関する理解を深める書籍などを集めた特設コーナーを設置している。また、当館のオンラインショップでも特設ページを設けており、多角的にプライド月間の啓発活動を展開している。当館は誰もが尊重される社会の実現に向けて、今後もアートの力で多様な価値観の共存を支援していく方針である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000022359.html