SNS150万フォロワーみいるかが教える、イラストの上達より大切なこと


描き始めたきっかけ、そしてSNSでの子どもたちへの向き合い方
SNS総フォロワー数150万人を超えるイラストレーター・動画クリエイターのみいるかさんは、元水族館の解説員という経歴を持つ。イルカや海の生き物をモチーフにした「ゆるいるか」というオリジナルキャラクターを中心に、グッズや書籍など幅広く展開し、小学生・中学生を中心に多くの支持を集めている。
イラストを描き始めたのは幼いころからで、アナログで描いていたみいるかさんが転機を迎えたのは、片道2時間の電車通学がきっかけだった。移動時間に何かできないかと考え、スマートフォンで描ける無料アプリを探していた中で出会ったのがアイビスペイントである。デジタルイラストを描き始めて5年ほど経ってから、SNSでの発信を開始した。
フォロワーの大多数が小学生や中学生というみいるかさんは、SNSの使い方やコメントの取り扱いに特に気をつけている。ライブ配信のコメントで個人情報が書き込まれた場合は即座に削除したり、危険だと判断した場合はブロックするなど、対応を心がけている。年齢的にインターネットの危険性を十分に理解するのが難しい子どもたちのために、「安全に使える環境をつくること」は常に意識しており、見ている子たちに安心して楽しんでもらえる場にしたいという思いが強い。
上達よりも大切な、イラスト制作を楽しむための心構え
イラストを描く子どもたちに向けて、みいるかさんは何を伝えているのか。「上手くなれない」や「自分は下手だ」と気にしている子は多いが、まずは気にしすぎなくていいと伝えているという。絵はすぐに上達するものではなく、積み重ねで少しずつ伸びていくものであり、成長のスピードも人それぞれだからだ。
みいるかさんが強調するのは、「周りと比べすぎていないか」「焦りすぎていないか」「楽しんで描けているか」という点を大切にすることの重要性である。SNSの時代だからこそ、どうしても他の人の作品と比べてしまいがちだが、「他の人」ではなくて「過去の自分」と比べてほしいと呼びかけている。
技術的なアドバイスとしては、「しっかり観察すること」が大事だと指摘する。例えばイルカを描くときに背中のひれを2つ描くとサメになってしまう、こうした細かい違いは「ちゃんと見ているかどうか」で変わってくるということだ。描きたいものがあるときは、形や特徴をしっかり観察することや、その生き物について少し知識をつけることが大切である。
デジタルイラストを始めやすい理由、アイビスペイントの魅力
これからお絵かきを始めたいという相談には、みいるかさんはアイビスペイントをおすすめすることが多い。無料で始められるのは大きな特長であり、気軽に始められるハードルの低さに加え、充実した機能で「無料でも本格的にデジタルイラストが描ける」ことが魅力だと考えている。
UIの分かりやすさも重要なポイントだ。ブラシなどのアイコンに機能名が表示されていてわかりやすく、気になる機能があったらその名前で調べられるという利便性が挙げられる。公式の動画なども含めて使い方がすぐに見つかるので、「これってこうやって使うんだ」と理解できる環境が整っているのだ。独学で始めたみいるかさんだからこそ、簡単に調べながら使える点は初心者にとってもありがたいポイントだと感じている。
実際の制作では、iPadとApple Pencilでアイビスペイントを使うことが多いというみいるかさん。一番気に入っている機能は「自動選択」で、隙間の認識精度がとても高く、塗り作業の効率がかなり上がるという。選択範囲が視覚的にすぐ分かる点も使いやすく、作業中の細かいストレスが減るのも魅力である。
自分の絵を大切にしながら、意見と向き合うために
これからイラストを描き始めたい方へのメッセージとして、みいるかさんは「イラストは気軽に楽しんで描いていいものだ」ということを伝えたいと述べている。たくさんお金をかけて準備せずとも、紙とペンでスタートしていいし、デジタルであればスマホとアイビスペイントでも始められるのだ。
プロを目指したいと考えている方へのアドバイスとしては、一番は「自分の絵を大事にしてほしい」と話す。人に見せる機会が増えると褒めてもらえることもある一方で、指摘や否定的な意見をもらうこともある。そうした言葉を受け取ったときに、自分の絵がダメなものに感じてしまうこともあるだろう。しかし、その時の自分が一生懸命描いたものは、ちゃんと大切にしてほしいし、自信を持っていいものだとみいるかさんは主張する。
みいるかさん自身も中学生のころ、「幼稚な絵だね」と先生から言われたことがあった。当時は「絵が下手という意味なのかな」と受け取ってしまって、落ち込んだという。しかし、文房具屋さんなどでキャラクターを見ると、同じようにかわいいタッチの絵がたくさんあることに気づき、「こういう表現を好きな人もいるんだ」と思えたのだ。だからこそ、「ひとつの意見がすべてではない」と少し距離を取って考えられるといいのではないかと提言している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000015594.html