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ジャーナリズム大賞に朝日新聞と熊本日日新聞、国際文化会館が受賞作発表

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報道発表

第3回国際文化会館ジャーナリズム大賞の受賞作決定

公益財団法人国際文化会館は、「第3回国際文化会館ジャーナリズム大賞」の受賞作品を発表した。応募85作品から計9作品を選出し、大賞には朝日新聞社の連載「帝国の幻影~壊れゆく世界秩序」と熊本日日新聞社の年間企画「TSMCインパクト」の2作品が選ばれた。

本賞は2024年に創設され、綿密な取材やデータに基づく調査を行い、日本と世界との関わりの中で生じる新たな可能性と課題に光を当てた報道を表彰している。「多様にして包容力と活力のある自由主義と民主主義を育てるジャーナリズム」を力づけたいという思いから、相互理解と共存・共生のあり方について感動と洞察を与える報道の発展を目指している。

大賞2作品の概要

朝日新聞の大賞受賞作「連載 帝国の幻影~壊れゆく世界秩序」は、戦後80年を迎える中、ルールに基づく国際秩序が大きく揺らぐ世界の激変を捉えた国際ルポである。「帝国」や「勢力圏」をキーワードに、トランプ大統領の米国、プーチン大統領のロシア、イスラエル、中国など各地の現場をルポし、専門家らの将来展望を交えて世界の現状や日本の針路を考察した。

熊本日日新聞の「年間企画 TSMCインパクト」は、台湾TSMCの熊本進出に伴い地域社会に生じた劇的な変容を追った長期通年企画である。経済的恩恵だけでなく、地下水採取報告書の黒塗り事実の発掘や、工場から排出されるPFASの情報公開を巡る県の方針転換など、行政・環境への影響に鋭く切り込んだ。大賞受賞作は各150万円の賞金が授与される。

オピニオン賞と特別賞の受賞者

オピニオン部門賞(賞金50万円)には、益尾知佐子氏(九州大学大学院教授)らが「中国が東シナ海に漁船2000隻を動員して470kmのU字線を形成していた!」で選出された。衛星データ解析と地域研究者の専門知を融合させ、習近平政権が構築した「漁民を海上民兵として組織指揮する軍民融合体制」の実態と今後の常態化リスクを立体的に実証した作品である。

特別賞(賞金30万円)には、小泉耕平氏と山口なつ香氏(ともにフリーランス)が「パリパラリンピック選手へのパワハラと不適切会計」で、藤田直央氏(朝日新聞記者)が「日米安保密約に関する公文書に基づく新事実と今日的意義の報道」で選出された。

表彰式開催と選考委員長コメント

受賞者を表彰する表彰式・レセプションは7月17日(金)に、国際文化会館(東京都六本木)にて開催される。選考委員長を務める林香里・東京大学大学院情報学環教授は、「テーマも手法も実に多彩だった」と応募作の特徴を述べ、「身近な出事と遠い地平線の彼方で起きている変化をつなぎ、その意味を読み解き、隠された真実に光を当てるジャーナリズムの役割はますます重要になっている」とコメントしている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000054811.html