創業120年の缶メーカーが社史販売で話題、クラウドファンディングで700人参加


「オープンヒストリー」という社史販売の新たな挑戦
明治39年創業の老舗缶メーカー・側島製罐株式会社は、創業120周年を記念してクラウドファンディングで社史を販売する新しい取り組みを展開している。通常、企業の社史は社員や関係者への無料配布が一般的だが、同社は「お金を出してでも買いたくなる、面白くてかっこいい本」を目指している。これは単なる記念出版ではなく、社史を販売可能な文化資本へと変える「オープンヒストリー」という挑戦だ。
社史を1000人に届けるための全国での活動
本プロジェクトは、インターネット発信だけでなく、全国での登壇・講演やターミナル駅でのチラシ配布など、「出来ることはすべてやる」という姿勢で進められている。社史という「内輪の記録」を「社会の記憶」へ変えていくという意義を、より広く深く伝えるための取り組みだ。この意義をより多くの人に理解してもらうために、開始から2か月間にわたってさまざまな施策が実施されてきた。
クラウドファンディングで約700人が参加、大きな話題に
2026年4月21日に開始されたプロジェクトは、わずか約2週間で200名を超える支援を獲得し、その後も伸び続けている。2026年6月22日7:00時点では、約700人の参加という反響の大きさを示している。「働いたことがない会社の社史を買う」という心理的な障壁は高いにもかかわらず、この支援数に達したのは、プロジェクトの革新性と宣伝手法が高く評価されている証拠だ。SNS上でも大きな話題となっており、残り9日で最終目標である1000名の達成を目指している。
代表取締役が語る「未来を変える」想い
代表取締役の石川貴也氏は、「小さな会社が社史を出版するというのは過去にも例がない未踏の挑戦」と述べている。クラウドファンディングで多くの人が共感し、1000人に届けば新しい文化が始まるという希望がこのプロジェクトに託されているという。「内輪の記録」から「社会の記憶」へと変わることで、これまで誰にも知られていなかった中小企業の歴史や文化が開かれ、未来をより良いものに変えることができるという信念を持っている。
社史のスペックと支援内容
社史『側島製罐』は120ページのハードカバー、かがり綴じ製本のフルカラー印刷だ。支援募集期間は2026年4月21日から6月30日までで、主な返礼品は社史1冊コースが6,000円、社史1冊と見本刷りポスターのコースがあり、社史10冊と制作裏話トークイベントコースは125,000円となっている。現在までに集まった金額は6,557,735円で、2026年6月22日07:00時点でのコレクター数は689人である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000097482.html