AI時代のデザイナーに必須スキル、設計力を育成する新講座


AIに代替されないデザイナーへ、今秋新講座がスタート
デジタルハリウッドSTUDIOは、AI時代に求められるデザイナーの思考力・設計力を育成する新たなライブ授業「クリエイティブ構想力講座」を、デザイン系講座の受講生向けに通常カリキュラムの一部として追加する。「デザイナーを、終わらせない。」をコンセプトに、第一線で活躍するデザイナー・クリエイターによる実践的な学びを提供する予定だ。
制作スキルだけでは競争力を失う時代へ
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、「Webデザイナー(Web制作会社)」の有効求人倍率は令和6年度・全国で0.12倍とされている。単にWebサイトを制作できるだけでは、就職・転職市場での差別化が難しい状況にある。一方、デジタルハリウッドが運営する在校生・卒業生専用の求人・案件マッチングプラットフォーム「Job Style Search(JSS)」における2025年度下半期のJSS内有効求人倍率は2.38倍と高く、学習とキャリア支援を接続する環境ではクリエイティブ人材への求人機会が生まれている。
生成AIの普及で求められる力の変化
生成AIや既成のビジュアル素材を活用したデザインについて、マーケティング担当者などを対象とした調査では、生成AIや既成素材を業務で利用した経験がある人は85.1%であった。しかし同時に、デザインの没個性化や競合との差別化の難しさに危機感を抱く人は79.0%と報告されている。こうした背景から、AIを脅威ではなく制作を効率化するパートナーとして活用しながら、人間にしか担いづらい課題発見、体験設計、ストーリー構築、意思決定、合意形成といった力を育てることが重要になっている。
新講座の3つの特徴
本講座には3つの大きな特徴がある。第一に、対象講座の受講生は追加費用なしで受講可能だ。通常カリキュラムの一部として提供され、変化の速いクリエイティブ業界に合わせて学習内容が継続的にアップデートされる。第二に、「見た目を整える」から「課題と体験を設計する」へとシフトする。単に美しいビジュアルを制作する力ではなく、クライアントやユーザーの課題解決、顧客体験の設計、ビジネスモデルの理解、プロトタイピング、提案力といった上流工程の思考を重視する。第三に、第一線で活躍するデザイナー・クリエイターによる実践的な学びが予定されている。事業会社、制作会社、フリーランス、UI/UX、ブランディングなど、さまざまな立場からデザインに向き合う講師陣により、受講生が多様な視点からデザインの可能性に触れられる構成だ。
登壇講師陣の多様な経歴
登壇予定の講師には、デザイナー歴30年以上でブランドアーキテクトとして活躍するHiromi Maeo(前尾博己)氏、写真家・文筆家の古性のち氏、株式会社東芝でコミュニケーションデザインを手がける若澤亮氏、先端技術を活用した体験設計を行うCreative Director・Creative Technologistの引田祐樹氏などが予定されている。
具体的な開講時期と対象コース
クリエイティブ構想力講座は2026年秋頃より順次開講予定で、デジタルハリウッドSTUDIOの全国校舎で展開される。対象は専科Webデザイナー専攻、グラフィックデザインマスター講座などのデザイン系講座の受講生だ。受講形態は通常カリキュラム内のライブ授業として追加され、対象講座の受講生は追加費用なしで受講できる。授業テーマや具体的な開催日程については、秋以降の開講に合わせてSTUDIO内および公式サイト等で順次公開される予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002692.000000496.html