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こんな傘、本当に作れるの?「カムアクロス 傘デザインコンペティション'23」

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あなたは傘を何本持っていますか? 長傘、折り畳み傘、日傘、ビニール傘……。「1本も持っていない」という方はいないのではないでしょうか。傘は誰にとっても身近なものです。

大阪のレイングッズメーカー・カムアクロスが主催する傘のデザインコンペティションがこちら。「こんな傘がほしい!」をテーマに、傘のデザインを募集します。締切は2023年1月13日。グランプリ受賞作品には10万円が贈られるほか、上位入賞作品は実際に制作されます。

プロダクトデザインに興味がある方はもちろん、デザインの経験がまったくない方でも応募OK。アイデアのヒントや、前回受賞作品をご紹介していきます!

異常気象にも傘で勝つ

日本人は「世界で一番傘が好き」だと言われています。ウェザーニューズの「世界傘事情調査」によると、世界35ヵ国中、日本は年間降水日数では13位ですが、傘の所持数平均は世界1位の3.3本でした。雨が降る頻度の割に多くの傘を持っていると言えますね。

ここ数年、異常気象の影響で傘の需要が増しているそうです。個性的で機能的な傘を生み出すことを目的とした本コンペ。傘がより魅力的なアイテムになることで、道具としてもファッションとしても価値が高まることを狙いとしています。

たとえば、女性のものというイメージが強かった日傘も、最近では男性や子どもが持っている姿を見かけるようになりました。そのような時代の変化を捉えつつ、まずはあなたが「ほしい!」と思う傘を追求してみましょう。

「まるで傘の宝石箱や〜!」

前回は「これからの日傘」をテーマに募集し、驚くような作品が受賞しました。優秀賞の「Pop-up parasol」を見てみましょう。

なんてカラフルで夢がある傘でしょうか! 子ども用の日傘として考えられたデザインです。子どもたちが楽しく持てるよう、仕掛け絵本の要素が取り入れられています。

続いては、もう一つの優秀賞「Lycopene(リコピン)」です。

こちらは折り畳み傘。傘の袋は、なんとケチャップの容器の形をしています。強い日差しに映えそうな、元気の出る日傘ですね。

グランプリを受賞したのはこちらの「Phantom Paper Parasol」でした。

まさかの「紙を使用した傘」がグランプリを受賞しました。骨のない構造や、環境に優しい素材というコンセプトが評価された結果です。80枚の紙を使ったサンプル品の動画は、以下のリンクから視聴することができます。

https://www.come-across.co.jp/topics/2022-04-30-1117/

主催者のWEBは、見ているだけでも楽しい傘にあふれています。すみずみまでチェックしてみてくださいね。

傘職人に「つくってみたい」と思わせて

主催者は、企画・デザインから生産まで一貫して自社で行っている老舗の傘メーカーです。傘の製造は、現在でもほとんどの工程を手作業で行っているとのこと。手作りの木型、生地の裁断と張り合わせ、親骨の取り付けなど、工程のすべてに仕上がりの美しさと機能性の優劣を決めるポイントが存在すると主催者は語ります。

熟練の傘職人に「つくってみたい」と思わせる、アッと驚くデザインが期待されます。

雨の日や雪の日、日差しの強い日など、1年中あなたのお供をする傘という存在。「こんな傘があったらいいな」という夢のような傘でもOK。「ほしい」を存分に前に出したデザインを描いて応募してください!

カムアクロス 傘デザイン・コンペティション'23

●賞:グランプリ1点=10万円・応募作品をもとに主催者が製作した傘

●締切:2023年1月13日(金)

芦田みどり

公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

出典:https://www.come-across.co.jp/topics/2022-10-22-1194/

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