コロナウイルスの影響により2021年度の開催が中止となっていた、鹿児島市主催の「かごしまデザインアワード」が2年ぶりに開催。“鹿児島をリデザインする”をテーマに、特産品や地元企業をPRするデザイン企画を募集中です。最優秀賞者には賞金50万円と、株式会社山形屋・センテラス天文館より副賞が贈呈されます。締切は2022年9月30日です。

鹿児島とデザイナーを結ぶプロジェクト

鹿児島県といわれて、あなたが思い浮かべるものはなんですか？　桜島、焼酎、さつまいも、西郷隆盛、霧島山、かき氷の白くま……。パっと思いつくものを書き出してみましたが、美しい名所や美味しいものなどがたくさんありますね！

「かごしまデザインアワード」とは、そんな魅力あふれる鹿児島県の特産品や企業、観光地などのPRとデザイナーの育成を目的としたプロジェクトです。本プロジェクトの課題は、既存商品のリニューアルや新商品のパッケージ・ラベルなどのデザインを企画すること。課題を提供する企業からデザイナーとして選出されると、実際に各企業とタッグを組んで商品化や実現化を目指すことができます。

「リデザイン」で鹿児島は生まれ変わる

例年に引き続き、本年も“鹿児島をリデザインする”がテーマです。「リデザイン」とは再設計のこと。よりよく、新しい鹿児島を目指すため、今回は市内6つの企業から課題が提供されました。課題としてパッケージやラベルなどのデザインを募集しているのは、いずれも食品がテーマです。

 

 

例えば、大正元年創業の株式会社有村屋が販売している定番商品「さつま揚げ」のパッケージデザイン。「さつま揚げ」は鹿児島土産としても定番ですね！

 

 

こちらは、鹿児島県産黒毛和牛を使ったキンコー醤油株式会社の「黒毛和牛みそ」です。今回はリニューアル販売に伴い、新しいラベルデザインを募集しています。

ほかには、株式会社オービジョンが開発中の新商品「黒豚 角煮の和風カレー（仮）」のパッケージデザインという課題も。アンテナショップやオンラインショップで「美味しそう！」とカートに入れたくなるデザインを目指しましょう。

 

 

食品以外のテーマでは「株式会社上村商店」から、大島紬の生地を使ったインテリア・生活小物のプロダクトデザインという課題が提供されています。軽くてしわになりにくい、大島紬の良さを生かしたいですね。

また、 鹿児島鍼灸専門学校のロゴマークや鹿児島市磯地区の名物“ぢゃんぼ餅”で有名な平田屋の暖簾とイベント出展用店舗をデザインするという課題もあります。

どんなに素晴らしい商品、企業や活動でも、まずは手に取ったり、知ってもらったりすることが大切です。あなたのデザインがきっかけでその商品がSNSで話題になり、ヒットする可能性も！　まずは課題になっている製品や企業についてじっくり調べて、鹿児島をもっとステキに「リデザイン」する方法を考えてみて下さいね。

あみこ

三度の飯よりゲームが好きな公募情報ライター。ソシャゲのスタミナ消費に追われながら、最近公募に目覚めた娘のチャレンジを応援する日々を送っている。

出典：https://kagoshima-design.jp/2022/

コンテストの趣旨がより明確に伝わるよう、公式サイトの画像を一部引用させていただくケースがございます。掲載をご希望でない場合は、お問い合わせフォームよりお申し付けください。