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あなたのふくしまを伝えて。「福島映像祭2022上映作品公募」

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公募ニュース

NPO法人OurPlanet-TVでは、毎年開催している映像祭の上映作品を募集しています。一般の方からプロの映画監督まで幅広く参加するイベントで、今年10回目を迎えます。締切は2022年6月30日。主催者と映像祭の会場スタッフにより選考が行われ、上映作品が決まります。映像作品の制作を通して、もう一度福島を記憶に刻みませんか。

「ふくしまのこえ」を聞く

3.11から11年。今、福島の現状を正確に知る人はどれだけいるでしょう。メディアでは次々起こる新しいニュースにかき消され、あの日のことは人々の記憶からどんどん遠ざかっているようにもみえます。

そんな中、「ふくしまのこえ」を聞きつづけ、伝えつづけているNPO法人があります。OurPlanet-TVは、福島原発事故に関する記録映像をアーカイブし、国内外に発信。映像はWEBサイトからの投稿でも集められます。マスメディアやプロの映像制作者によるものだけでなく、一般市民の手によるビデオクリップも募っています。将来、原発事故が子どもや地域にどのような影響を及ぼすのかいまだに不透明な状況下、経年的に映像を記録し、蓄積すること、そして活用することはとても有意義なことではないでしょうか。

「福島映像祭」は、蓄積された映像を上映し、会場につどう人々の対話を生み出す場として2013年に誕生しました。コロナ禍により、つどうことは難しくなりましたが、今年も変わらず東京・東中野のポレポレ東中野で開催される予定です。

あなたの目に映る福島を

上映内容は、3.11にまつわる映像です。原発事故後、携帯電話やスマートフォンで、まわりの出来事を咄嗟(とっさ)に記録したもの、変わってしまった些細な日常を切り取った映像、遠い地で故郷への思いを表現したビデオ、福島の今を描いた作品などが対象です。ドキュメンタリーだけでなく、フィクションやアニメーション、アート作品まで、ジャンルは不問。

「見えない島"The invisible island"」
(監督:ケイコ・クルディ)

昨年は、福島第一原発の事故から10年の時を経て、かつてそこに暮らしていた若い夫婦や、ドライブインにつどう原発作業員の方々の姿を映し出した「見えない島"The invisible island"」など6作品が上映されました。市民部門では、パフォーマンスとしての朗読と、ロードムービーの混交をめざした試みによる映像作品「あとの日」など3作品が上映され、それぞれの作品の制作者、関係者をゲストに作品に込めた想いも語られています。

「あとの日」
(制作:万里 Madeno)

入賞をめざすだけの公募ではなく、参加者みんなが福島を記録し続けていくこと、福島を継続して見続けていくことこそが、この映像祭の願いであると感じられます。ぜひ、あなたの目に映る福島を、後世まで残すべき福島を届けてください。

 

福島映像祭2022上映作品公募

●賞:映画館およびスペース、またオンラインでのイベント上映

●締切:2022年6月30日(木)

さんたろう

公募情報ライター。旅が好き。この仕事の魅力は、知らなかった街の情報に出会えること。いつか、公募主催地ツアーをしてみたい。

出典:https://fukushimavoice.net/2022/03/4517/

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