第31回小諸・藤村文学賞
小諸市は、1992年(平成4年)に島崎藤村生誕120年、没後50年を記念して「小諸・藤村文学賞」を創設いたしました。
以来、大勢の応募者の皆様に支えられつつ回を重ね、おかげさまで今では国内はもとより、海外の方々にも親しまれる文学賞として成長してまいりました。
本年度は「第31回小諸・藤村文学賞」を実施いたします。
明治32年4月に木村熊二の招きで英語と国語の教師として赴任した藤村は、明治38年4月に上京するまでの6年間余を小諸で過ごしました。
小諸義塾で塾生に教鞭をとる傍ら、古城のほとりに佇み『千曲川のスケッチ』や『椰子の葉蔭』など、小諸での生活の中で構想を得て執筆し、多くの優れた作品を世に送り出しました。文豪島崎 藤村の偉業とその崇高な文学精神は、今も私たちの心に根強く、日々新たにその文学の世界を蘇らせてくれます。