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新着情報

つくログ

穂積歩夜
2025/12/02 17:31
エブリスタの第１回育成コンテスト（キャラクター）に挑戦。同じ筋書きの物語を、陽キャver.と陰キャver.で書き分けるというもの。 https://estar.jp/official_contests/159851 締切はまだ先ですが、思いついたままに書いてみました。「余命宣告」 https://estar.jp/novels/26503547
増田肉うどん
2025/12/02 15:16
オチに対しての言及が多く、改めてオチの大事さを実感しました。ということで毎度の落選供養。タイトルからわかるようにちょっと「ライトノベル」を意識しています。「コメディ⇒シリアス」の落差を表現するには2000文字は短すぎたか…。 #第50回どうぞ落選供養「とある修正士の奇跡」　人は誰しも間違いを犯す。重要なのはその間違いを認められるかどうか。過去の過ちを見過ごせば、自分でも気付かない内に後悔だけが募り、人生に暗い影を落とす。陽の当たる道を歩みたいならば、まず自らの過ちを自覚しなければならない。「ほんま、迷惑ばかりの人生でしたわ」　目の前に座っている男がため息をつく。「それは大変でしたね」　相槌をうちながらもこの男が本当の意味では反省していないことに私は気付いていた。ここを訪れたのも何かの気まぐれだろう。しかし修正士である私の元に来たからには自らの過ちを自覚して帰ってもらう必要がある。「では処置を始めますので私の隣に立ってください」　修正において大事なのはフレーズと角度、そしてインパクトの強さ。私は深く息を吸うと「まずは親に感謝するところから始めんかい！」　ビシッと手の甲で男の胸を叩いた。その瞬間、男が雷に打たれたように震え、膝から崩れ落ちる。地元の言葉を使ったのが効いたようだ。「そうや……わしは今まで何をやっとったんや……」　ぽろぽろと涙をこぼす。「親御さんはご健在なのでしょう？　ぜひ恩返ししてあげてください」　おおきに、おおきにと繰り返しながら男は事務所から出て行った。このように相手の間違いを指摘し、認識させ、新たな人生を踏み出すきっかけを作るのが私たち「修正士」──なぜか世間では「ツッコミ士」と言われているが──の仕事である。「もしかして最初のお客さん、もう帰っちゃいました？」　しばらくして、助手兼弟子のミドリが事務所に顔を出した。「おはよう、ミドリ君。ああ、心からの感謝を貰えたよ」「ってことは目標まであと少しですね、師匠！」　手帳を片手にミドリが満面の笑みを浮かべた。いくら注意してもミドリは私のことを師匠と呼ぶ。でもそうか、やっとここまで来たか。「万の感謝を得た時、修正士は運命さえも覆す奇跡の力を得るだろう」　修正士の間に語り継がれている伝説だ。私たちの修正はあくまで人生を見つめ直す機会を与えるだけ、犯した罪をなかったことにはできない。しかし奇跡の力なら人生そのものを修正できる。「自らの生涯が間違いだった」と認めれば人生を最初からやり直せるのだ。実際に奇跡の力を得た修正士の話を聞かないのも「自らの人生を修正したから」と考えれば不思議ではない。「今度はご両親と幸せな人生を送ってくださいね！」　私は幼い頃に父を交通事故で、母を病気で亡くしている。奇跡の力ならその死さえもなかったことにできるのだろう。ただ私は── 　テーブルを拭いているミドリの横顔を見つめた。私の右手には既にたしかな温もりが宿っていた。　修正士が受け取るべきは感謝のみ、金銭は心付けに過ぎない。よって私たちの暮らしはお世辞にも裕福とは言えなかった。住居も1DKのアパートである。「師匠はお部屋で！　私が台所で寝ます！」とミドリは譲らず、結局ダイニングに置かれたソファが彼女の寝床となった。今でこそすうすうと安らかな寝息を立てているが、施設から引き取ったばかりの頃はうなされて突然夜中に目を覚ますことも多かった。その度にこうして手を額にあててやったものだ。「すまない」と謝ろうとして止めた。奇跡の力を既に得ていたこと、この力を自分ではなく彼女に使うこと、つまり彼女の人生を間違いだと決めつけること。きっとどれだけ謝ってもミドリは許してくれないだろう。　だから代わりに礼を。そして心からの祈りを。「今度は素敵な両親の元に生まれますように。幸せな人生を送れますように」　どれくらいそうしていただろう。気付けばミドリは消えていた。わずかなソファの窪みだけを残して。　驚いたことに周囲からミドリの記憶は消えていた。私がずっと一人で修正士の仕事をしていることになっているようだ。だが私の記憶は消えていない。たとえ間違いが消え去ったとしても、修正士だけは「間違いがあった」ことを記憶し続けないといけないのかもしれない。　事務所の窓から空を見上げる。きっとこの空の下、ミドリは温かい両親とともに穏やかに暮らしているのだろう。ミドリとともに過した記憶とその救いさえあれば大丈夫。私はこの先もやっていける。「さて、今日も仕事を始めるか」　息を吐いたタイミングで事務所の扉が開いた。顔を見せたのは品の良い夫婦。そして── 「ほら、ミドリ。あなたからちゃんと言いなさい」「私、修正士になりたいんです！　先生の弟子にしてください！」　15年間、毎日隣で見てきた顔がそこにあった。どうして？　唇は動くが声にはならない。　私と出会ったからこそミドリは修正士を目指した。その事実は「間違い」として消されたのだから、ミドリが修正士を目指す理由はもうないはず。「先生とこの仕事の存在を知った時、ビビッと来たんです！　修正士になりたいって。理屈じゃないんです！」　過程は違っても結果は同じなのか。ミドリが修正士になる未来は最初から決まっていたのか。いや、それこそ理屈はどうでもいい。　私は自分のやったことが間違いだとは思っていない。思っていないが、もう一度ミドリに会えてどうしようもなく嬉しかった。それこそ視界がかすんでしまうくらいに。「先生、どうかしたんですか？」「いや、何でもない。修正士への道は厳しいぞ。その覚悟はあるのか？」「もちろんです！」「なら私のことは先生ではなく、師匠と呼べ！」「はい！　師匠！」　これから再び始まる騒がしい日々のことを想うと、自然と笑みがこぼれた。（了）
月乃　鏡
2025/12/02 09:54
　今日は3つのテーマでお話したいとおもいます。　　　　　まず、1つ目。　太宰治賞に向けて推敲している小説の、ご都合主義な箇所を見つけてしまいました。原稿用紙で約30枚の書き直しです。その前後も修正を行っていくので、書き直し枚数はもっと増えると覚悟しました。　それで、悩んではいますが太宰治賞への応募は断念すると思います。今から慌てて書いては、中途半端な小説になりそうで恐ろしく、体の芯から震えます。なので、他の純文学の賞に応募出来るように、じっくりと書き直しをしたいと考えています。　2つ目は、気付いたら小説を書くことが、しんどくなっています。去年から書き始めたわけですが、最初の頃のような楽しさはなくなってしまいました。　なぜか。私の場合、自分の内面を容赦なく削っていくからだと感じています。それも、鋭利な刃物でではなく、切れ味の悪い刃物で、要領悪く削っていくので、痛みが酷い。だけど、やめられない。だから書く。そんな状況です。　つくログの先輩方のような、技術も上手さもないので、致し方ないことなのだと分かっています。　最後は「坊っちゃん文学賞」です。　過去最多の応募数、9900作品だと坊っちゃん文学賞の情報が、松山市のホームページだったかな？載っていました。　凄い応募数ですね。その中の1作品が自分の物だと思うと、とてもありがたい気がしました。勿論、受賞したわけではありませんが、応募させて頂けたのが、感謝。他の応募者の方々と、作品の質は別として並べたことに感謝の気持ちを抱きました。　では。皆様、今日も素敵な1日を。　
ふやけた
2025/12/02 05:33
「あの本、読みました？」というテレビ番組をたまに観ます。この番組では、いろんな本や作家の紹介があり、毎週さまざまな作家さんが出てきます。観ていて思ったのが、みなさん喋ったり、自分の気持ちを言葉にするのがうまいということ。また、この番組とは別なんですが、芥川賞作家の田中慎弥さんも、ネット上の対談記事でご自身の考えていることをわかりやすく言語化しているなという印象を受けました。長年引きこもり生活をしていたらしい田中慎弥さんですら、言語化能力、あるいはコミュニケーション能力は高いのだなと失礼ながら思ったものです。これらを踏まえて、作家はかなりのコミュニケーション能力と、自分の考えを言葉にする力が求められるのかもしれないと思いました。原稿用紙の上だけでなく、普段の会話においても。僕は雑談が苦手で、会話においても、言葉足らずになることが多いですが、少しずつコミュ力を磨いていきたいと思っています。そしていつかプロになり、講演会で荒稼ぎしたいですね。（誇大妄想）
津月あおい
2025/12/02 02:18
カクヨムコンテスト11【短編部門】に過去に書いた短編五つを応募しました。

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