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特別公開 「横浜の外国商社と舶来時計」【横浜開港資料館】

公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
小川雄一コレクション時計関係資料を初公開!




 明治政府は、欧米の文化を取り入れた近代化、いわゆる「文明開化」を推し進めるために、明治5(1872)年に「改暦」を実施します。太陰暦を廃止し、太陽暦に改正し、不定時法から定時法へ転換しました。これによって人びとの時間の概念は大きく変化することとなり、洋式時計が普及します。特に外国商社が輸入する舶来時計は、国産製品が現れるまでの一時代を形成したことから、現在では「商館時計」とも呼ばれます。
 本展示では、令和6年度に寄贈された小川雄一コレクションの商館時計163点を含む関係資料から、時計の輸入の中心地が横浜であったこと、近代化を目指す日本に商館時計が与えた影響などを紹介します。
◆横浜開港資料館特別公開「小川雄一コレクション初公開 横浜の外国商社と舶来時計」基本情報◆
会期 令和7(2025)年9月13日(土)~12月21日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
入 館 料 一般500円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上250円
毎週土曜日は高校生以下無料、毎月第2水曜日「濱ともデー」は市内在住65歳以上無料
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
会場 横浜開港資料館 企画展示室
主催 横浜開港資料館(公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)
共催 横浜市教育委員会
特別協力 小川雄一氏

小川雄一コレクション

 本コレクションは、小川雄一氏が約40 年かけて蒐集した商館時計163 個を含む時計関係資料245 点です。令和7(2025)年2月に横浜開港資料館に寄贈されました。
 これにより、横浜外国人居留地及び横浜外国人社会の調査研究・展示公開を行ってきた当館の基盤となる資料群が厚みを増すことになりました。



コレクションを紹介する小川雄一氏

おもな展示の見どころ


祖父の時計 小川雄一氏所蔵
きっかけとなった祖父の時計 資料寄贈者の小川雄一氏が時計蒐集と研究をはじめるきっかけを与えてくれた祖父の時計を展示します。さらに、小川氏には展覧会図録に、祖父の時計にまつわる話を執筆いただきました。



商館時計163個を全て展示 確認された16社の外国商社ごとに時計と収納箱を展示し、商館の歴史、取り扱った時計のマークや特徴などを紹介します。



F.へロブ商会の時計と収納箱 小川雄一コレクション 横浜開港資料館所蔵


ファブル-ブラント商会の時計 横浜開港資料館所蔵

シュオーブ・フレール商会のポスター 小川雄一コレクション 横浜開港資料館所蔵

ホールクロック(コロン商会) 小川雄一コレクション 横浜開港資料館所蔵


〔仮装する人々〕 DKSHジャパン所蔵・横浜開港資料館寄託
商社や時計に関する館蔵・寄託資料も公開 スイス系商社シイベル・ヘグナー商会(現・DKSHジャパン株式会社)の写真アルバムは、これまで展示や研究で紹介してきましたが、今回の展示では初公開の写真とあわせて、商館に勤めた外国人の横浜での暮らしなどを紹介します。



関連企画のご案内

○展示担当者による展示案内
9月15日(月祝)、28日(日)、10月5日(日)、13日(月祝)、26日(日)、11月3日(月祝)、24日(月振)、12月6日(土)、20日(土)、21日(日)
時間:14時~ ※それぞれ30分程度 予約不要
会場:企画展示室入口 
参加費:無料(ただし入館料が必要)

○展示担当者による連続講座
(1)9月27日(土) 「横浜外国人居留地の外国商社」
(2)10月11日(土) 「商館時計の魅力と流通」 
講師:白井拓朗(当館調査研究員)
会場:横浜市開港記念会館6号室
時間:14時~15時30分
参加費:各回1,000円 定員:各50名(先着)

○まち歩き「横浜外国人居留地を歩く」
日時:10月25日(土) 13時30分~16時(予定)
集合:横浜開港資料館 講堂 解散地:関内駅周辺
参加費:1,000円 定員:20名(先着)
申込締切:10月10日(金)17時

展覧会図録のご案内

横浜開港資料館編 『小川雄一コレクション初公開 横浜の外国商社と舶来時計』
公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団発行
A4判、オールカラー44頁、1,300円(税込)
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