白まんじゅう
前回初めて投稿させて貰いました。「いいね」を下さったみな様ありがとうございます。自分が書いた物にリアクションを戴けたことが初めてで本当に嬉しかったです。この場をかりてお礼を言わせて下さい。 また、お言葉に甘えて落選供養に参加させていただきます。皆さんの作品から勉強させていただけるのも楽しみです。よろしくお願いします。 #第37回どうぞ落選供養 課題:すごい 題名:「すごい」の一言 書き出しの部分です。子どもの頃に海で拾ったシーグラス?や川でひろった不思議な色の石のことを思い出して書きました。何故か理由は説明できませんが石など心に残る残ったことがありましたが、大人になった今はどう感じるのか想像しました。 「殊更暑い日だった。今日僕は河原でとてもキレイな石を拾った。白いもやのかかった緑色に癒やされた。 吸い込まれそうな青色でも、宝石みたいな赤色でも、怖いぐらいに透き通った石でもない。少し濁った乳白色、すべすべした滑らかさもない、気持ちが和らぐような丸さもないゴツゴツした触感。けれど、ほんのわずかだがずしりとした存在感を手の中に残してくれるそんな石。手にかかる重みが石を持っていることを実感させる。 手の中の石は何も言わない。静かに柔らかい色で佇んでいる。美しい石は時として「ほら、こんなにキレイでしょう?」「こんな素敵な石に出会えて幸せでしょ?」と言わんばかりに光を反射してみせる。確かに美しい石の主張も美しい。だが、時に疲れる。こんな暑い日は押し出される美しさにさえ暑苦しさを感じてしまう。」